すべての道はローマに通ず
上記図:現在もローマ(イタリア)に通じるヨーロッパの道路。出典はこちらです。
さて、ローマではローマ数字で計算して、土木・建築・設計が行われていました。ローマ数字では25進法で計算するので、計算が大変難しいです。
そのかわり、紀元前にギリシア人が発明したカルクルス(calculus) とよばれるローマ式そろばんで計算していました。
このローマ式算盤は、シルクロードを通り、漢が滅びた後、三世紀ころ魏・呉・蜀で覇権を争っていた三国時代の支那(しな)に届き、支那で算盤(そろばん)になったと言われています。
ただ、現在の中華人民共和国は何でも支那(しな)が一番だと起源を主張するので(事実ではなくても)、支那大陸で算盤が生まれたという説もありますが、支那起源はウソくさいので省略します。
ローマは永遠であり永遠である
ローマ数字の表記法
当時、ゼロは発見されていませんから、ローマ数字にはゼロがありません。
ゼロを発見したのはインド人です。アラビア人がすぐに採り入れました。現在、数学で用いている0123456789はアラビア数字ですが、0を最初に用いたのはインド数字です。
詳しく知りたい方は「零(ゼロ)の発見」という本をご一読下さい。