【在校生向け】【化学・元素記号の暗記方法】日本初の新元素、国際認定へ 「ジャポニウム」有力

*元素記号一覧表(産経新聞より)

アジアによる新元素の発見は初めてです。そしてアジア初の元素名は、日本にちなんだ「ジャポニウム」となりそうです。原子番号113となる新元素は日本にちなんだジャポニウム

*2016/11/30 原子番号113となる新元素は日本にちなんだ「ニホニウム」と正式決定されました。 ニホニウム正式決定のニュース

ここでもわかります。科学も法律も商業も、すべて欧州、アメリカ、日本がおさえているのです。あとからやってきた中国がいくら軍事力をほこり、威張ってみても、尊敬はされないし、認められないのです。また韓国など、どこからも相手にされていません。現実を知っておきましょう。

元素記号の話

periodic210
出典

さて、元素記号は、元素番号1の水素(H)から始まります。国名(民族名)が名付けられたもので名前が知られているのは、元素番号32のゲルマニウム(Ge)でドイツの民族名であるゲルマンから。また元素番号84のポロニウム(Po)キュリー夫人(1867-1934)が発見したため、キュリー夫人の出身地であるポーランドからポロニウムと名付けられました。

*ドイツ・ポーランドの位置
968

ほか、アメリカ大陸から元素番号95のアメリシウム(Am)、フランスの国名からから元素番号87のフランシウム(Fr)、元素番号31のガリウム(Ga)[ガリア=ローマ帝国時代のフランスのこと。紀元前58年の名著・ジュリアス・シーザーが書いた「ガリア戦記」]が あります。今回、元素番号113は日本にちなんだジャポニウムになりそうです。周期表で確認しておいて下さい。

元素にはそれぞれ名前に由来があります。*キュリー夫人は、ノーベル物理学賞(1903)、ノーベル化学賞(1911)とノーベル賞を2回受賞。

なお、反日の朝日新聞は、113元素が日本の名前になるのがイヤでたまらないようです。「朝日新聞は購読する価値がないんだよ」と、いう理由の一つになると思います。

【在校生向け】朝日新聞は「新元素に日本にかかわる名前をつけるな」と新聞紙上で発表していた

高校生で化学選択者は....

1.高校生で化学選択者は、まず、最低限の元素記号くらい暗記しておきましょう。文科系の人は暗記例文1と2。理科系1〜6はすべて。

*元素記号の暗記方法:暗記例文を毎日10回くらい声に出してお経のようにとなえれば、1週間以内に暗記できる(はず)。例文を暗記したら、化学の教科書にある周期表で元素の位置を確認すること。

暗記例文1 第1〜3周期(元素番号1〜20)
水兵リーベ、ぼくnoふね、七[なな]まがり、シップス クラーク、カルシウム

暗記例文1の意味:

(H:水素)
(He:ヘリウム)
リー(Li:リチウム)
(Be:ベリリウム)、

(B:ホウ素)
(C:炭素)
(N:窒素)
(O:酸素)
(F:フッ素)
(Ne:ネオン)

(Na:ナトリウム)
まが(Mg:マグネシウム)
(Al:アルミニウム)

シッ(Si:シリコン)
(P:リン)
(S:硫黄)
クラ(Cl:塩素)
(Ar:アルゴン)
(K:カリウム)

カルシウム(Ca:カルシウム)

*アメリカ・理科系大学生のシャワールーム:アメリカでは、このように浴室の壁に書いて、まるごと暗記する方法しかないようです。日本の例文暗記式のほうがはるかに効率的です。日本の例文暗記式だと、一度おぼえると長年忘れないです。高校生のうちに暗記しておきましょう。例文を暗記したら、模造紙にマジックで書いて部屋に貼っておく方法もありです。例文をおぼえ、毎日ながめて、高校生のうちに正確に暗記してしまいましょう。
funny_bathroom_wins_and_fails_640_26

暗記例文2 第4周期(元素番号19〜36)
閣下、スコッチ、暴露(ばくろ)マン、てつこにドアが、ゲアッセ、ブルク

暗記例文2の意味

閣下(かっか):K カリウム、 Ca カルシウム

スコッチ:Sc スカンジウム 、Ti チタン

暴露マン:V バナジウム、Cr クロム 、Mn マンガン

てつこに:Fe 鉄 、Co コバルト、Ni ニッケル

ドアが:Cu 銅、 Zn 亜鉛(あえん) 、Ga ガリウム

ゲアッセ:Ge ゲルマニウム、As ヒ素、 Se セレン

ブルク:Br 臭素(しゅうそ)、Kr クリプトン

暗記例文3 アルカリ金属(H以外の1族)
リッチなカラス、ルビーせしめてフランスへ
暗記例文3の意味

リッチなカラス:Li リチウム、Na ナトリウム、K カリウム

ルビー:Rb ルビジウム

せしめて:Cs セシウム

フランスへ:Fr フランシウム

暗記例文4 アルカリ土類金属(Be Mg 以外の2族)
かさばらん
暗記例文4の意味

:Ca カルシウム
:Sr  ストロンチウム
:Ba  バリウム
:Ra ラジウム

暗記例文5 ハロゲン(17族)
ふっくらブリの石焼き熱々
暗記例文5の意味

ふっくら:F フッ素、Cl 塩素

ぶりの石焼き:Br 臭素(しゅうそ)、I ヨウ素

熱々(あつあつ):At アスタチン

暗記例文6 希ガス(18族)
ヘリに寝て歩かず暮らすキセラドン
暗記例文6の意味

ヘリに寝て:He ヘリウム、Ne ネオン

歩かず暮らす:Ar アルゴン、Kr クリプトン

キセラドン:Xe キセノン、Rn ラドン

周期表で確認しておこう!

2.暗記が終わったら、カードを作ってテストしてみて、元素記号周期表で確認して、記憶を確実にしておきましょう。クイズや九九(ににんが四)のようにパッと言えるようにして、周期表のどこにあるのか、地図を書くようにして、書けるように。

【在校生向け】初音ミクでおぼえる化学・元素記号

産経新聞より

7896654

日本初の新元素、国際認定へ 理研に113番の命名権、「ジャポニウム」有力

 理化学研究所が合成した原子番号113番の元素が新元素と国際的に認定される見通しになったことが25日、関係者への取材で分かった。国際学術機関が来年1月にも決定し、日本が発見した初の新元素として理研に命名権を与える方向で最終調整している。発見を争ったロシアと米国の共同研究チームを退けて認定される見込みで、科学史に残る大きな成果となる。

元素は物質を構成する基本的な粒子である原子の種類のこと。未確定を含め118番まで見つかっており、米露などが国の威信をかけて発見を競ってきた。アジアによる新元素の発見は初めてになる。

新元素の名称と元素記号を提案する権利は発見チームに与えられる。113番の名称は日本にちなんだ「ジャポニウム」が有力とみられ、関係機関の承認を得て決定する。

92番のウランより重い元素は自然界に存在せず、人工的に合成して発見される。113番は理研と露米チームがともに発見を主張し、約10年前から専門家による審査が続いていた。

審査は新元素を認定する国際純正・応用化学連合(IUPAC)と、国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)の合同作業部会が実施。関係者によると、作業部会は理研を113番元素の発見者として承認する報告書を化学連合側に提出した。物理学連合側の同意を踏まえて正式決定する。



http://www.sankei.com/life/news/151226/lif1512260005-n2.html

456985

日本、確実な裏付けでロシア・米国チームに勝利

理化学研究所が25日、原子番号113番の新元素の発見競争でロシア・米国の共同チームに勝利する見通しとなったのは、実験データの確実さが決め手だった。発見時期や合成回数では露米が有利だったが、質の高さで理研が上回った。(伊藤壽一郎)

元素の種類は原子核を構成する陽子の数(原子番号)で決まる。理研は仁科加速器研究センター(埼玉県和光市)の加速器を使って、30番の亜鉛の原子核を83番のビスマスに衝突させ、核融合反応で合体させて113番を合成した。

陽子が多く重い原子核は、陽子同士の電気的な反発力のため不安定で、すぐに壊れてしまう。113番はアルファ線を出して壊れる「アルファ崩壊」という現象が、わずか数秒間で4回繰り返し起きる。

合成した原子核が新元素と認定されるためには、その崩壊過程で、既に性質が知られている原子核の崩壊を明確に確認することが重要な条件とされる。既知の現象を目印に追跡すれば、元の正体が分かるからだ。

理研が作った113番は崩壊過程で既知のボーリウムの原子核が現れる。その崩壊によって出るアルファ線を検出することで、上流にあったのは113番だったと確実に証明した。



http://www.sankei.com/life/news/151226/lif1512260007-n2.html

12369

日本発見の新元素ようやく誕生 百年越しの悲願 米露独の牙城崩す

 すべての物質を構成する基本要素の元素は、どのような顔ぶれなのか。世界中の科学者たちが古来、追究してきた根源的な問いだ。見つかった元素を規則的に並べ、性質が分かるようにした周期表は自然科学における知の集大成ともいえる。その一角を日本が初めて占めることになった。

ウランより重い新元素は米国、旧ソ連、ドイツが発見を激しく競ってきた。米国は1940年に原子番号93のネプツニウムを見つけてから103番まで連続で発見し、その後はソ連と熾烈(しれつ)な争いを展開。80~90年代はドイツが107番以降を6連続で発見して一時代を築いた。

米ソは冷戦終結後、共同研究に移行。今回の113番ではドイツも再現実験に協力しており、日本は孤軍奮闘の様相だった。米露独による独占の構図に風穴を開け、アジア初の栄誉を勝ち取る意義は大きい。

新元素は原子核研究の一環として作られる。米国は原爆開発の技術が基礎になったのに対し、理研は平和目的で研究を進めてきた。新元素の発見は一般社会にすぐに役立つわけではないが、万物の成り立ちをひもとく普遍的な価値がある。その国が科学の高度な技術と知見を持つことの証しでもあり、誇るべき成果だ。



http://www.sankei.com/life/news/151226/lif1512260006-n2.html

【このページの情報を拡散する】