在校生向けの対策
いろいろ異論はあるでしょう。人によって違いますから。
さて、私も高校の時は、文学部志望でしたが、文学部に入学しなくて良かったと思います。理由を書きます。文学部の場合、就職時に苦労します。仕事の選択肢が少なすぎるのです。就活時、就職先に応募可能な学部を見ると、たいてい表向きは「全学部、全学科」となっています。しかし、現実はそうではありません。
目先の利(き)く文科系志望の大村高校在校生は、これからなくなる文学部や教育学部より、法学部・経済学部・商学部に進学するほうがよいでしょう。世の中を動かしている仕組みやルールを知るには、文学部ではダメなのです。それに、文学部を卒業すると、その後、裕福な生活からは縁が遠くなる可能性が高くなります。
廃止の流れになっているのは国立大学の文学部・教育学部です。
いろいろなメリットをあきらめて、どうしても文学部の道を目指したいのであれば、私立大学にするか、国立なら総合大学では、まだ文学部がありますので、法学部、経済学部、そして商学部に入学後、文学部の友だちや彼女(あるいは彼氏)ができれば、シラバス (Syllabus)を参照して、文学部に顔を出し、どんなことをやっているか知り、文学に関して、あとは各自がやればいいのです。文学は研究設備や実習が必要ありませんから(考古学などは実習があるようです)。
大学にもよると思いますが、出席を取る少人数の講義(外国語とかゼミとか演習)以外は、学部が違っても、登録しなくても(大学では自分が受講する科目を自分で選んで登録し、登録した科目の試験を受ける)講義を受講できました。いわゆるモグリですが、勉強する人には大学は門戸を開いています。興味がある講義は受講が可能でした。テキストは、大学内の本屋に売ってあって、学生は購入できましたし、本屋も売り上げを上げるために販売してくれました。
雑談ですが、今は難しいかもしれませんが、以前は、他の大学の講義も受けられました。教授が他の大学で違うテーマを講義していて、教授から「受けにこい」と言われ、他の大学に受講に行っていた経験があります。私の通った大学ではないのですが、中央大学と立教大学に行ってました。講義とは別に、立教の学食は雰囲気がいい感じでした。
*シラバス (Syllabus) とは?
講義の大まかな学習計画のこと。
シラバスは各大学が公開しているので、どんなことがおこなわれているか知ることができます。
東京六大学のシラバス(あいうえお順)
慶応大学シラバス
東京大学授業カタログ
法政大学シラバス
明治大学シラバス
立教大学講義内容検索システム
早稲田大学シラバス
小学生・中学生の保護者の方へ
これから、文科系は仕事がなくなっていく可能性が高いので、未来のある子供さんには、理科系に進ませる準備をさせたほうがよいでしょう。
文科系か理科系か、どちらになるかは、数学の出来不出来(できふでき)によります。具体的に小・中時代にどうするかといえば、検討の上、実力に合わせて教材が開発されている公文(くもん)式に通わせて、数学だけは実力をつけさせたほうがよいでしょう。変な私塾に通わせるより、数学だけは定評がある公文式です(公文式は英語や国語は定評がありません)。
大村市内にも公文式の教室があります。公文式の場合、できる人は小学生でも高校3年の微分や積分の問題が解けるようになるようです。
繰り返しますが、いろいろ異論はあるでしょう。人によって違いますから。
もう一度貼っておきます
国立大学の文学部・教育学部志望者は、目を通しておきましょう。
文部科学省:国立大学法人の組織及び業務全般の見直しに関する視点(PDF)
廃止の流れになっているのは国立大学の文学部・教育学部です。