【在校生向け】化学選択者向け:元素記号(周期表)、日本と中国を比較してみる


▲中国で用いられる周期表

▼日本で用いられる周期表
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出典

周期表は、ロシアの科学者メンデレーエフが考え出しました。

*wikipediaより メンデレーエフ

周期表は、明治維新の後、日本に入ってきました。ヨーロッパの言語に漢字をあて、日本語により訳されました。支那(当時は、清国→群雄割拠→中華民国→中華人民共和国)は、近代科学の用語を日本語から導入しました。

実は、中華人民共和国は、人民(People)も共和国(Republic)も日本語です。共産党の独裁国家で、普通選挙がないのに、共和国と名乗る中国、奇妙で、お笑いです。なお、People’s Republic of Chinaを、中国語に訳すと中華民国(台湾)で、日本語に訳すと中華人民共和国です。

それから、中華人民共和国という名前を考え出したのは、日本に留学して、旧制一高(東大教養部)受験を目指して留学していた周恩来(しゅうおんらい)です。周恩来は、旧制一高の受験は不合格となり、支那に帰国しましたが日本への憧(あこが)れは捨てきれなかったようです。


周恩来(しゅうおんらい)に関して

西欧の用語を漢字を通して、日本語に正確に訳して導入したのが日本です。支那人は正確に訳す能力がありませんでした。したがって、中国で使用されている化学の元素記号(周期表)には、日本語が影響を与えています。英語Wikipediaの元素記号のページにも書かれています

さて、周期表に記載されている元素記号113のニホニウム以外は、すべて欧米が発見したものです。中国語で、日本が発見したニホニウムは、金+尓(ニーハオのニーにあたる尓)で表記されています。

中国人は人の姓を一文字(陳、習、毛、朱、胡、華、など)で表すように、元素も人の名字のように一文字で表記しています。

中国語の欠点なのかもしれませんが、漢字一文字で、一元素を無理に表記する感覚のようで(日本語は、臭素、酸素など2文字以上を組み合わせて用語を作成できる、該当する漢字がない場合、カタカナで代用もできる)、新しい元素が発見されるたびに、新しい漢字を考案する必要があるようです。

また、中国語の周期表を見てわかるように、漢字が似ていて混同する可能性があります。

中国が化学分野でノーベル賞がゼロなのは、おそらく、学生がそのまま暗記していない(暗記しにくい)ことも原因の一つであるように思えます。

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