スタートレックでしばしば登場するγ(ガンマ)宇宙域。その場所とは直接関係はありませんが、フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡によって発見された星座が、NASA(アメリカ航空宇宙局)によってゴジラ座、富士山座と命名されました。
*スタートレック:δ(デルタ宇宙域)で、マロン星人との戦いの場面
具体的には、アメリカによって、フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡が2008年に打ち上げられ、フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡によって発見された3000以上の天体。それらがゴジラ座、富士山座という名前になりました。
日本のマスコミは、ゴジラ座に関しては触れていますが、富士山座に関してはどこも触れていません。記者たちはわざと無視しているのか、原文(英語)サイトを読まずに書いたかのか、どちらかなのでしょうか?
*NASAの原文(英語)
*JAXA(宇宙航空研究開発機構、日本)によるフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡の解説
富士山座に関してまったく触れていない産経。無視しているのかな?それとも記者が無知な人で、怠けていてNASAの原文を読んでいないのでしょうか?
産経新聞:
ゴジラ、星座に認定 NASA参加の研究チーム
2018.10.18 23:23日本を代表する怪獣「ゴジラ」が、米航空宇宙局(NASA)などが参加する天体観測衛星「フェルミ」の研究チームによって新たな星座として認定されたと、東宝が18日に発表した。
東宝やNASAによると、ゴジラは電磁波の一種で波長が短い「ガンマ線」を放つ天体を線で結んだ独自の約20の星座のうちの一つとして選ばれた。オリオン座やカシオペヤ座といった、国際天文学連合(IAU)が定義する一般的な88の星座とは異なる。
選定理由は、ブラックホールや中性子星の活動でガンマ線が大量に放出される「ガンマ線バースト」と呼ばれる現象が、ゴジラが放つ放射熱線と似ているためという。このほかに米国漫画のヒーロー「超人ハルク」や、童話「星の王子さま」といった星座も認定された。
NASAはゴジラについて「映画界で最も有名なモンスターの一つで、日本の大衆文化の象徴的なシンボルだ」としている。