佐世保市と長崎市では、児童・生徒が殺人事件をおこす例が相次いでいます。だから、児童・生徒が殺人事件をおこさないように、長崎県は「命の教育」というものを始めました。
ただ、「命の教育」は、講師が絵本を棒読みして終了というものですから、教育としての効果は薄いのではないでしょうか?
それに、長崎県の教育者たちは、大きな間違いを犯しています。教育者や教員はいっさい変わらないで。児童・生徒だけを変えようとしたことです。自分は変わらず、相手だけ変えようとする長崎県のやり方は、最初から間違っていたんでしょうね。人を変えたいなら、まず自分から変わるべきなのですが、その発想はまったくないようですね。長崎市など、教育長自身が問題をおこしていますし。
以下の写真が、長崎県が自慢する「命の教育」の現場です。女性の講師が「100万回生きたネコ」という絵本をテキストにしているのがわかります。
実は、首都圏では、葬儀社の斎場(さいじょう=人が亡くなったとき、自宅外でお葬式をする場所)に、「100万回生きたネコ」が置いてあるのをみかけます。
東京の葬儀社(一部上場企業で、他店舗展開している会社)の斎場にて
写真でわかるように、「100万回生きたネコ」は命の教育にふさわしくないテキストではないでしょうか?
なぜなら、この本は、お葬式の場所に置いてあり、人が亡くなったときに、悲しみをやわらげるために用いられる本という位置づけだからです。
それにキリスト教の発想がベースだから、この本は、日本の伝統的な祖先崇拝の考えが取り入れられていないのです。親戚や祖先とのつながりが頭にあるなら、「悪いことをしたら迷惑がかかる」と踏みとどまることで、犯罪が抑制できますが、「100万回生きたネコ」は、その気持ちを教える本ではありません。
したがって、児童・生徒の殺人事件を撲滅するためのものではないでしょう。
長崎県は、殺人事件で亡くなった人の命を、軽く扱うために、日本に2パーセントしか信者がいないキリスト教発想の本で、長崎県内の児童生徒を洗脳しているのでしょうか?
現実的に、長崎県の「命の教育」をたっぷり受けた、県立の佐世保北中から進学した佐世保北高の生徒が、バラバラ殺人事件をおこしています。この事件によって、長崎県が自慢する「命の教育」は、効果が無いことが100パーセント証明されたのではないでしょうか?
現在、学校教師の精神を支えるバックボーンが何もないから、児童・生徒がおかしくなる状況が続いているのだと思います。
「父さん母さん大事にしよう」 「兄弟仲良く助け合おう」 「友達同士励まし合い信じよう」 これが最低限でしょう。
日本には伝統的に、教育者の精神を鍛え、行動も律する両道不岐ともよべるものがありますから、やはり復活が期待されます。
それは、教育勅語(きょういくちょくご)。学校の先生は、食わず嫌いにならず、一度、原点を調べ、きちんと内容を知っておいたほうが良いのではないでしょうか。
*教育勅語は英語に訳され、英語版は現在も発行され、3500万部も売れ、売れ続けています。この事実、マスコミはわざと伝えないそうです。
教育勅語 国立公文書館より
明治23年(1890)10月30日、当時の国民教育の根本理念を示すため、「教育ニ関スル勅語」が下されました。一般には、「教育勅語」と称されます。画像は、勅語の裁可書より。https://t.co/eDAy9tHyAe pic.twitter.com/Q04HYRRqqo
— 国立公文書館 (@JPNatArchives) 2015, 10月 30
承前)教育勅語は、大正12年(1923)の関東大震災で被災し変色するも、焼失を逃れました。画像は、平成26年に当館に移管された教育勅語です。https://t.co/NCvOt6Fcpl pic.twitter.com/uLBEZxllMy
— 国立公文書館 (@JPNatArchives) 2015, 10月 30
かつて日本が統治した台湾で生き残っている教育勅語の精神。
台湾の国家図書館に保存の教育勅語です。本物は写真を撮ったら映像に保存してる。だから台湾の国家図書館へ行かなくても、サイトで私のidを登録したら様な日本時代の物の写真を見れる。実は今の台湾の教育現場にも、大抵似てる内容を実行してるよ。 pic.twitter.com/8rjDK1VOMC
— ☆Chris*台湾人☆ (@bluesayuri) 2016, 1月 22
教育勅語の全文:明治神宮
教育勅語の根底は、「父さん母さん大事にしよう」 「兄弟仲良く助け合おう」 「友達同士励まし合い信じよう」です。
教育勅語を歌にした動画
実際に教育勅語を暗記していた方の体験
産経新聞(2014/4/18)
【読者サービス室から】「勅語を暗記して大人になり、どれだけ役立ったか。
父母への孝養、家族の親睦、他者への博愛…学校で教えられた戦前は、今のような陰湿ないじめや振り込め詐欺などはなく、皆が助け合い、尊敬し合った。
明治天皇が人間のあるべき徳目を説かれた勅語が再び広まるといいですね」