↑前方に、小さく、島が見えてきました。南硫黄(みなみいおう)島です。日本の領海がもうすぐ終わる部分です。
日本の領海 海上保安庁作成
南硫黄島をチェック

だんだん近づいてきました。

北硫黄島、硫黄島、南硫黄島は、民間人の上陸は禁止されています。
最も秘境の島は、南硫黄島。なぜなら、学術調査によれば、島ができてから、一度も人が住んだことがない島なのです。したがって、太古の昔のままの植生が残っていて、昔の地球がどうなっていたかわかる場所なのです。学術調査団の動画を見てみましょう。↓
日本の学術調査団が過去3回だけ上陸して調査しています。
南硫黄島へのクルーズは、年1回程度なので、民間人として肉眼で見ることができたのは、貴重な経験でした。天候が良くて幸運でした。

この島は1543年、当時、世界を支配していたスペイン船によって発見されました。日本史を学習した人は覚えているでしょう。1543年「十五の良さ」で暗記した通り、つまり織田信長の時代、日本の種子島に鉄砲が伝来した年です。大村純忠が10才の少年だった頃です。

続く
