結論を先に書きます
結論を先に書いておきます。
九州では名前が知られていない雑誌の取材を、長崎市長は拒否し、質問にも答えませんでした。実は、その雑誌、日本の政財界の方々が読者層の雑誌なのです。長崎市は対応を誤ったのでは?
まず新幹線の知識が必要
まず、新幹線のことです。長崎県に住んでいると(九州から出たことがないと)想像がつきにくいのですが、新幹線は3〜4分おきに、東京駅から発着します。そのすべてにグリーン車があります。
*時刻表の時間に注目してください。数分おきに東海道新幹線は発着しています。30分とかではなく数分ごとにです。
詳しい人なら、この点は、なんとなくわかる人も多いと思います。
次に東海道新幹線のグリーン車の客層についての知識が必要
次に、東京〜名古屋〜大阪の新幹線グリーン車には、日本の指導層(政財界)の方々が乗車されます。
東京〜名古屋は1時間半、東京〜大阪は2時間30分くらいです。
東京〜大阪間は、飛行機より新幹線だと言う理由は、大阪の場合、空港が市内から遠いこと、飛行機は待ち時間があるのですが、新幹線は3〜4分ごとに発車していること、しかも時間が正確なことからです。
この点も、なんとなくわかると思います。
長崎市長の経歴
さて、ここからです。
公開されている長崎市長の経歴は、高校が長崎市内で、大学が福岡市です。そして卒業後長崎市に就職です。つまり九州からは出た経験がありません。九州から出たことがないため、東名阪(とうめいはん、東京、名古屋、大阪)の事情がわかっていなかったのだと思われます。
長崎市長は、ウェッジという雑誌の取材を断っています。この雑誌は、九州では名前が知られていないため、たいしたことがない、影響力がないと判断されたのでしょう。
*ウェッジ誌
閉じ込められた長崎市では発想が内向きになる
長崎市役所と長崎市長は、ここからがわからなかったのでしょう。
実は、JR東海の東海道新幹線グリーン車およびJR西日本の山陽新幹線グリーン車には、すべての座席にウェッジという雑誌が置いてあり、グリーン車に乗車した場合、自由に無料で持ち帰ることが可能です。
新幹線(のぞみ)の乗車時間は、東京→名古屋は1時間半、東京→大阪は2時間30分です。退屈しのぎに、雑誌を読み終えるには最適の時間です。グリーン車は、目の前にウェッジという雑誌が置いてあります。
繰り返しますが、東京〜名古屋〜大阪の新幹線グリーン車には、日本の指導層(政財界)の方々が乗車されます。
わたくしは、新幹線グリーン車に乗車することはあまりないのですが、昨日は、普通車の指定席が取れなかったため、グリーン車の指定席を取り乗車しました。
グリーン車全座席に置いてあるウェッジ(WEDGE)の中に、長崎市が問題おこしていることが書かれていました。
ウェッジとはどんな内容の雑誌なのか?
ウェッジ(WEDGE)は、社会の問題提起をする内容の雑誌です。この手の雑誌の取材を拒否した場合、長崎市にやましさがあり、同時に悪いイメージと印象になって伝わります。
やましさを裏付けるように、長崎市長は取材を拒否し、質問にも答えず、実質的な役職がない「室長」に応対させ、ウェッジ誌を体(てい)よく門前払いにしました。
もてなしの気持ちがまったくない長崎市長と長崎市ですし、やましさがあふれているように思います。
*ウェッジ誌9月号より
長崎市、広報戦略で失敗しているように思います。質問に答えないことで、「長崎市長自身、悪いことしているから、世間に事実を知られたら困るし、ヤバいので答えない」と証明したように思えます。
おわりに
最後に、九州から出たことがないと、東京の事情を知らないと、長崎市長(九州から出たことがない経歴)のような、手痛いミスを犯すかもしれません。
何度も書かれていますが、わたくしも、文科系は、東京の大学を出て、東京の事情を知っておいたほうが良いと思います。