電磁パルス攻撃がなされた場合、電子兵器は無力化されてしまいます。つまり、レーダーも、ミサイルなど電子誘導兵器は役立たなくなります。その場合は、第二次大戦時代の、肉弾戦であり、電子誘導がない武器と、人間が本来持つカンと、身体能力による戦い、近接戦闘になります。精神力も重要になってきます。
そのように考えると、第二次大戦前、日本がおこなってきた教育は、精神力で勝(まさ)り、学力だけではなく、カンや人間の身体能力を鍛えるという意味で、正しかったと言えるのではないでしょうか。
さて、第二次大戦前は、高校入試(旧制中学入試:旧制中学は五年制)に身体能力テストがあり、体力の無い生徒は不合格とされました。
有名な話では、ノーベル物理学賞の江崎玲於奈(えさき れおな)博士は、旧制中学入試に体力テストで不合格になり(旧制京都府立京都一中、現在の京都府立洛北[らくほく]高)、今で言う中学浪人し、浪人中、体力をきたえ、翌年の入試を突破(参考:Wikipedia 江崎玲於奈博士)。あまり言われていませんが、実は、体力は、研究生活や、社会人となってから、目標を達成するために必要な能力なのです。
*ノーベル物理学賞1973年(wikipediaより)
*ガンダム世界:電波誘導兵器、レーダーなどを無力化するミノフスキー粒子を開発したミノフスキー博士
なお、ガンダム世界では、ミノフスキー博士が、電波兵器を無力化するミノフスキー粒子を発明し、それまで使用されていたレーダーや電波誘導のミサイルなどが無力化されたために、モビルスーツによる近接戦闘が始まります。
*ガンダムシリーズ「閃光のハサウェイ」によるミノフスキー粒子の解説
電波誘導兵器が無力化されたのに、気がつくのがおそかった地球連邦。そのため、地球連邦には多大な犠牲がでてしまいます。ミノフスキー博士の弟子が、ガンダム初号機RX−78の開発者であるティム・レイ、つまりアムロ・レイの父親です。
*「運命の前夜」にミノフスキー博士が登場:1分2秒
日本語版
英語版(日本語字幕あり) 1分04秒
*電波兵器が無力化され、モビルスーツが初めて実戦投入された1年戦争
ほか、参考: