*画像出典
九州では、博多と熊本の2館のみで上映されます。人類の歴史上初の、モビルスーツによる戦艦撃沈。
冒頭11分=>公開終了になったので代わりに予告編動画を貼っておきます。
映画に関しての情報
ガンダムは宇宙世紀の時代になっています。
U.C.(Universal Century)=宇宙世紀は、西暦2045年が=U.C.0001、宇宙世紀1年という設定です。
つまり1年戦争は宇宙世紀79年(U.C.0079)ですから、西暦にすると2124年。計算式は2045+79=2124。
1年戦争開始直前は、のちのホワイトベース乗組員となるサイド7(スペースコロニー)の住人だった、アムロ、フラウ、ハヤト小林、カイは高校生。シャアの妹セイラは、医学部のインターンとしてサイド7に赴任という設定です。
*スペースコロニーが理解できない人へ:福岡市科学館による解説動画
スペースコロニーは、直径1キロ、長さ40キロ程度のシリンダーで、1分間に1回転させると、内部に地球上と同じ重力1が発生できるというもの。ガンダム世界のベースとなっている理論です。コロニーを回転させるパワーは、核融合の核パルス。
地球と月の間のラグランジュポイント(引力が釣り合っている点)にスペースコロニーを並べるというもの。
*各サイドの位置(画像はガンダム入門塾より)
そのスペースコロニーの一群が、それぞれ、サイド1、サイド2…サイド7。ガンダム世界ではサイド3(ジオン公国)が、地球から独立を求め戦争をおこすことから話が始まります。
*東京理科大学 ガンダムオープンイノべーション:スペースコロニー
サイド3のジオン独立戦争の名を一年戦争(宇宙世紀79年)。独立時のジオンの新兵器がモビル・スーツ。ジオンに対抗して地球連邦が開発したものがガンダムです。
核融合に必要なヘリウムは、地球上に少ないとされ、ヘリウムガスを採取のため、木星に向けヘリウム採取船団が組まれます。
*国立大学法人 大阪教育大学によるガンダムワールド
ヘリウムに関しては、化学の元素記号の時に習っていると思います。水素、ヘリウム、リチウムなどは、宇宙が誕生した時から存在している元素です。リチウムはとても身近な存在で、スマホやタブレット、そしてノートパソコンの充電式バッテリー(リチウムイオン電池)となっています。
リチウムイオン電池の開発に成功したのは日本人で、人類に貢献したということで、ノーベル化学賞を受賞されました。株式会社 旭化成(あさひかせい=サランラップやジップロックを発売している会社)社員だった吉野彰(よしのあきら)博士です。京都大学工学部出身。
ノーベル化学賞 吉野彰(よしのあきら)博士
株式会社 旭化成 ノーベル賞インタビュー
さて、第二次大戦において、それまで航空機で戦艦は撃沈できないという常識を打ち破った日本。マレーシア沖で、日本海軍の航空機が、英国海軍の戦艦プリンス・オブ・ウェールズを撃沈します。
いよいよ、いままで断片的にしか描かれなかったルウム戦役が、きちんと描かれ上映されます。ルウム戦役というのは、ガンダム世界においての原点であり、それまでになかった、実戦においてモビルスーツが登場し、戦果をあげる戦いです。
たとえるなら、第二次大戦で言えば、それまで飛行機が戦艦を撃沈することなど夢にも思っていなかったイギリス軍。その戦艦プリンス・オブ・ウェールズを、マレーシア沖で、日本軍が史上初めて、飛行機により撃沈したこと。
あるいは、第一次大戦で言えば、西部戦線で、ドイツとの戦いにおいて、イギリス軍が史上初めて戦車というものを登場させたこと。
*英国戦車マークⅠ
この二つの感覚でしょう。
原子爆弾は、虐殺です。戦闘ではありません。アメリカは、無抵抗の日本の民間人を大量虐殺しました。新兵器ですが、これは、虐殺ですから、新兵器とは言えません。無抵抗の日本人を虐殺したことを隠すために、戦後の教育は「日本だけが悪い」というものにされていますが、それは間違いでは?