来年、平成28年は、神武(じんむ)天皇、ご崩御(ほうぎょ)2600年の年です。
神武天皇とは?そして、日本はいつ始まったのか?
神武天皇とは、初代天皇のことです。初代の神武天皇が即位した月日は2月11日で、2月11日がわが国が建国した日として、建国記念日となり、祝日になっています。現在、わが国は紀元2675年、つまり建国2675年です。
紀元2600年に関して 国立公文書館
*神武天皇を導く八咫烏(やたがらす)
八咫烏(やたがらす)は、現在、JFA日本サッカー協会シンボルマーク、サッカー日本代表エンブレムとして用いられています。
*神武(じんむ)天皇について
世界の3年号
1.西暦はキリストが誕生した翌年からの年号で、現在2015年です。
2.イスラム暦は預言者マホメットがメッカからメジナへ聖遷(ヒジュラ)した年が紀元で、現在1436年です。
3.日本は、神武天皇が即位した年からの年号で、現在2675年です。
日本はどこで始まったのか?
神武天皇が、ご崩御(ほうぎょ)され、その2600年大祭が奈良の橿原(かしはら)神宮で来年4月3日に開催されます。
*橿原(かしはら)神宮
*橿原神宮にて奉納される歌
日本建国の原点は、奈良・橿原(かしはら)で、橿原の地から日本がはじまりました。
橿原(かしはら)とキトラ古墳に行ってきました
古代から続く大村。人が住めないジャングルだった長崎と佐世保
奈良時代に書かれた肥前風土記によれば、長崎市や佐世保市の領域がジャングルで人が住めなかった時代、人が暮らしていた大村に(当時は、彼杵の荘[そのぎのしょう])、十二代・景行(けいこう)天皇が行幸され、玖島(くしま)という地名を賜り、現在も使用していますし、由緒正しい地名の場所に大村市役所があります。
景行天皇と大村
大村高校のある久原(くばら)の隣り、玖島(くしま)の地名は景行(けいこう)天皇が九州行幸のさいに名付けられました。そして、熱田神宮は景行天皇の息子である日本武尊(やまとたけるのみこと)の剣(つるぎ)を祀(まつ)ったことから始まった由緒正しい場所で、現在もパワースポットです。
古代、大村に行幸された景行天皇は、愛知県の景行天皇社に祀ってあります。トヨタ自動車本社の愛知県豊田市に行く途中の愛知県長久手(ながくて)にありましたので、こちらも参拝してきました。
*景行天皇社
古代から現代へ2度にわたる天皇陛下の大村行幸
その後、1000年以上後の1949年(昭和24年)に、再び、大村の地に、天皇陛下が行幸されました。1000年以上前の景行天皇の行幸は玖島でしたが、昭和24(1949)年5月25日は、久原の大村高校に行幸されました。大村高校の大きな名誉です。
そのときに、大村高校在校生として歴史の舞台に立ち会った、志摩篤(しまあつし)先輩[大村高校5回卒]は、その後、防衛大学に進学し、防衛大学一期生として初の陸上自衛隊トップの幕僚長(ばくりょうちょう)に就任。退官後、勲章を受章され、皇居に参内(さんだい)されました。
志摩先輩のお話 日本記者クラブ
実際、長崎市、佐世保市はともに日本の古代の歴史につながっていませんが(人が住めないジャングルだった)、大村市と東彼杵(千綿、彼杵、川棚、波佐見)は、日本の古代の歴史につながっています。