最初は20年前(平成7年/1995年)に公開されました。
インターネットが、まだなかった時代にネット時代を予言したアニメです。20年前は、ネットが普及していませんでした。その時代に未来を予見していた作品が、Ghost in the shell、攻殻機動隊(こうかくきどうたい)です。
その攻殻機動隊に影響を受けたのが、アメリカのウォシャウスキー 姉弟です。影響を受けできた作品がマトリックス(1999年)です(攻殻機動隊から4年後)。
ウォシャウスキー 姉弟
攻殻機動隊、およびアニメが、実際の映画に与えた影響を分析した動画
初期の監督である押井守氏の作品は、権威を信用していないという部分が、随所に散見されます。本人は東京学芸大学出身なのですが、押井氏のお父様は東京大学法学部卒。ただ、東大法学部卒でしたが、司法試験に合格できなくて(昔は、司法試験は難しくて、合格者が毎年200名前後でした)、失意の人生で、探偵業などで家計を支えた経歴の方でした。
攻殻機動隊 20秒より1995年版
したがって、日本の権威の象徴である東大でしたが、東大卒でありながら、底辺のような生活しかできなかったお父様であったため、息子の押井守氏に、影響を与えているように見受けられます。
たとえば、押井守監督作品である機動警察パトレイバーでは、作品内の権威が東大ではなく、マサチューセッツ工科大学だったりしますから。
公式 攻殻機動隊 新劇場版 オリジナルガイド
実は、20年前の攻殻機動隊、映画のプレゼントは、オリジナルポスターでした。今回のプレゼントは原画3枚セット(A4サイズ)でした。
劇場版 予告編
それから、20年前、初めて攻殻機動隊に登場し、夢のような話だと思われていた光学迷彩(こうがくめいさい)、現在は、日本では東京大学と慶応大学、米国ではアメリカ軍が、実用化しそうになっています。
理科系の人は、勉強ばかりではなく、現在の技術を未来につなげるために、SFアニメを見たり、SF小説を読んでおかないと、新しいアイディアがわいてこないと思われますので、攻殻機動隊の映画、すすめます。
*攻殻機動隊と同じ押井守氏がてがけた機動警察パトレイバー関連