前回、水道代を支払わない長崎市と、きちんと水道代を支払い、水源の管理も広報もしている横浜市、東京都の実例比較は、以下に書きました。
今回は、水道代を支払わない長崎市と、きちんと水道代を支払い、水源の管理も広報もしている川崎市の水道事業を比べてみました。
神奈川県川崎市の水源は、川崎市外の相模湖、宮ヶ瀬湖、津久井湖、丹沢湖、そして神奈川県外の山梨県です。
横浜市と同じく、小学生の時から川崎市では水源の大切さが教育されます。
長崎市は、大村市に水道代を支払わない自治体です。長崎市の水道事業は、水源のある自治体にまったく触れない内容となっています。
水源に対する敬意も広報もない長崎市水道局
長崎市は、ダムの建設費の一部を負担したから、タダで水をよこせという内容を公開しています。
事務局
水道代という形では支払っておりません。
長崎市は、水源のある大村市に対する教育はしていません。長崎市と違い、横浜市と同じく、川崎市も水源を将来の世代に引き継ぐための広報活動もしています。
川崎市では、水源を理解するためのツアー、水源林保全活動、水のふるさとスタンプラリーが定期的に実施され、広報もきちんとなされています。夏休みには子供のために親子で参加できる水道教室が実施されています。長崎市は、文句を言ってタダで水を横取りするだけの自治体に見えます。
ただ、水を奪うだけの長崎市と比較しておきましょう。今後は、長崎市に使用している水の代金を、きちんと請求してゆく方向で検討が必要だと思います。
観光都市として外向けのイメージばかり気にしている長崎市ですが、実態はちがう部分がある自治体なのですから、事実は広報してゆく必要があると思います。
水源に対する敬意も広報もない長崎市水道局