小説を現実と勘違いしている人たちがいるらしい。
たとえば、司馬遼太郎の「坂の上の雲」などの作品を読んで、「史実と違う」と主張する人がいます。あたり前ではないですか、史実ではないのですから。小説なのだから。歴史的事実ではないのです。小説なのです。
小林多喜二の蟹工船を、すべて事実だととらえる人たちがいます。間違っていますよ。事実ではないんですよ。小説なのですよ。ウソ話なんですよ。
だから、鵜呑(うの)みにしてはいけないんです。
まず、小林多喜二が、どのようにして、蟹工船を書いたのでしょうか?小林多喜二が書いた背景を調べあげた人がいます。その本を紹介するので、読んでみるといいでしょう。
次に、新聞やテレビは、背景を調べないで、ときどき表面だけを報道することがあるようなので、情報をしっかり入手していくことが重要なことが、わかるはずです。
小林多喜二を調べあげた人:芥川賞作家 松本清張(まつもと せいちょう)
本の名前:昭和史発掘 第4巻
小林多喜二に関して:P7 – P93
この本には大村の先輩も登場しています。陸軍士官学校事件 P338に、陸軍大将・福田雅太郎(ふくだ まさたろう)先輩(先輩は事件には関わってはおられないので心配ありません)。
ほかに、東京大学と京都大学の校風の違いが、P95-P201に書いてあるので、どちらの大学を受験しようかと迷っている在校生の親御さんには、参考になる、と思います。
さて、小林多喜二の生きていたころと、現在は、時代が違います。意思があれば、貧困から抜け出す方法が見つかるのが、昔と今との大きな違いだと思います。小林多喜二の時代は、いくら意思があっても、抜け出す方法がない時代でしたが、いまは、違います。
ところで、大村高校卒の、大学生で、企業に就職を希望する人は、サヨク思想、社会主義思想、共産主義思想に関わらないようにしたほうがいいです。
なぜなら、サヨクに関連する団体でボランティアやバイトしたり、署名したり、かかわったりすると、企業に就職できなくなります。かかわった人は、どこの大学であっても、いくら良い成績で卒業しても、SPIの成績が優秀でも、企業には就職ができなくなります。
企業は、そのような人物を採用しなくても良いというルールになっています。中には、「ウソを言うな!バカなことをいうと訴えてやる」という人もいるかもしれませんが、すでに、裁判になって、最高裁判所までいき、判決がでています。最高裁で、企業側が勝利しています(三菱樹脂事件)。
この判決がでて、サヨクにかかわる人や、サヨク思想を持つ人は、企業に採用されないことが確定したと考えていいでしょう。企業では、採用前に思想チェックも可能となりました。
ご存じないかもしれません。実は、企業には採用の自由があります。企業は、競争して、利潤を追求する組織なのです。その組織には、何でも反対ばかりして、何でも平等ばかりとなえる人は必要とされません。
かつて、私が中学・高校の生徒だったころ、長崎県の教員たちは、世の中は何でも平等であるように教えていました。でも、それはウソです。日本は法のもとの平等であり、すべてが平等ではありません。法のもとにない人たちを、平等に扱う必要がないのです。
また、大学を卒業して社会に出てみるとわかるのですが、世の中は、学校の先生が考えるようにはなっていません。
ただ、格差を乗り越えるチャンスは、本当に、ときどきやってきますが、残念なことに、チャンスがチャンスとわかるかどうかは、本人しだいで、誰も、手とり足とりは教えてくれません。情報を集め、準備ができたものだけに、チャンスの女神は微笑むようになっているようです。
さて、小林多喜二の蟹工船を読む前に、小林多喜二が、どのようにして、蟹工船を書いたのか知る必要があります。昭和史発掘の第4巻、P7 – P93を読むとよいでしょう。
小林多喜二は、北海道の国立・小樽商科大出身で、銀行員でした。実は、小林多喜二は、蟹工船で実際に労働した経験が一度もない人物だったということが、昭和史発掘の第4巻で証明されています。
結論は、大村高校卒で大学生で、企業に就職を希望するならば、偏った思想をもつ蟹工船のような小説(つまりウソ話)を鵜呑みにして、人生を棒に振らないようにしたほうがいいでしょうね。
転職するにも、起業するにも、人脈が必要。そのためには、新卒で、どの企業で働いたか、その後、大きく影響します。
企業に就職を希望する人は、特定の思想には、かかわらないようにして、人生のチャンスをモノにしていきましょう。
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