名古屋と博多の人のメンタルは、実は、一点を除いて似ています。東京視点で見れば、どちらも田舎くさいことです。似ているから、博多出身のタレントは、しばしば名古屋をバカにします。でも、それは間違いです。
博多と名古屋が田舎くさいのは、服装、人情、そして祭り。田舎くさくても悪くはないと思いますが。
ただ、博多の人は、博多山笠だけが男を象徴するハダカ祭りだと思い込んでいます。
そして、博多の自慢は、西鉄バス。ほか道路が広くて50メートル幅の道路を自慢します。博多は、かつて、うまいものがないところとして有名でした。博多ラーメンも明太子も、伝統料理ではありません。熊本ラーメンのマネをして、大々的に宣伝して熊本のお株を奪ったのが博多ラーメンだと思います。東京では博多ラーメンより熊本ラーメン「桂花」というのが先にありましたから。
東京で革命をおこした熊本ラーメン桂花(けいか)
今はすたれていますが、外食のロイヤルホスト創業者の江頭氏(故人)は、博多には水炊きしかないので、なんとかおいしいレストランを普及させるために、レストラン業に邁進し、博多で最もうまい店(いまもあります)フランス料理「ロイヤル花の木」というレストランを創った経緯があります。
でもやっぱり、博多でフランス料理なんて、なんだか、さえてませんよね。博多は、お店がすくないし、競争がないので、磨かれないことが多いように思います。
福岡市は、空港が市内にあり、市内の上空を大型ジェット機が飛んでいます。航空法により、福岡市は高い建物が、市内の中心部に建てられないのです。だから、他の都市と違い、高さが150メートルや200メートルのタワー型の建物が、福岡市内はありません。
実際、人口が160万を超えている都市でありながら、福岡市は、中心部に、中ぐらいのビルしかない、建てられないので、実力以下に見られるのです。
さて、視野を広げると、博多と違い、名古屋は駅が高層ビルになっていますし、博多の2倍の幅100メートル道路がありますし。
名古屋は、「名古屋めし」とよばれる伝統料理があり、気取らない点が好感がもてます。味噌煮込みうどん、どて料理、うなぎのひつまぶし、和の料理が古くから続いています。
1秒より名古屋駅の紹介、2分6秒より名古屋めしの紹介
実は、日本で物価が安く収入が高いのは愛知県(ほか広島、茨城くらい)だけなのです。暮らしやすい名古屋市(愛知県)、武家の町だった名古屋市の人は、同じく武家のまちだった大村市に似ていて「名古屋は何もない」と言います。「大村は何もない」と外部の人に言うのと同じメンタル。10のことを1か2にして話すメンタル。
物価が安く収入が高い名古屋(愛知県)

10のことを100にして、盛って話す大阪市や福岡市、そして長崎市とはメンタルが違います。長崎は物価が高く収入が低いのです。
博多の人は、7月の博多山笠だけが全国で男を象徴するハダカ祭りだと思い込んでいます。しかし、名古屋近郊では、6月から7月だけではなく、冬にもハダカ祭りが、開催されます(トヨタ自動車の愛知県豊田市でも)。愛知県でも、岐阜県でもハダカ祭りが多数、開催されます。
この事実を知り、博多の人が大声で自慢する山笠が、なぜ全国レベルになれないか、わかりました。


愛知県のハダカ祭り
映画「君の名は」の舞台、飛騨古川で毎年おこなわれるハダカ祭り
博多の山笠では「わかまつ様」の歌を歌いますが、飛騨古川のハダカ祭りでも「わかまつ様」を歌います:
1分48秒より
それに名鉄のほうが西鉄より営業キロ数は距離が長いです。
鉄道業界 全国ランキング:名鉄8位、西鉄12位
鉄道業界 売上高ランキング
博多と名古屋の大きな違いは、名古屋はよそ者を受け入れない土地柄である点です。この点は村上春樹が小説で明らかにしています。
自宅文化。名古屋圏の大学は自宅文化。具体的には、名古屋圏の大学は7割以上が自宅通学なのです。驚くべき数字で、東京の場合ならば、5割以上が、自宅ではない下宿(アパートなど)通学です。つまり、東京の大学のように、よそから出てきた人が少ないのが名古屋の大学の特徴だといわれています。
自宅文化には、良い面、悪い面があります。名古屋圏でしばしば言われる「自宅文化」に関しては、小説家・村上春樹氏の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」という小説に書かれています。興味がある方はご一読ください。名古屋で、高校から大学に進学する場合、どういうふうな感覚なのかが書かれています。
自宅文化の特徴として、よその土地に出たがらないという傾向も強いです。
結論、在校生は、文系の場合、偏差値でどこの大学に行くかより、どこの土地の大学に行くかも考えておいたほうがよいでしょう。どこの土地で過ごすか、環境により4年で大きく変わるので。

