世界史の概要を掴（つか）むため受験前の高校生にも、そして、歴史学習をバカにして、まともに学習してこなかった理系出身の大人におすすめ。
中国史の世界的権威だった京都大学の故・宮崎市定（みやざきいちさだ）教授によれば、京都大学の理系の教授から「年号をたくさん覚えれば、歴史学は大学の教授になれるんでしょう」と言われ、故・宮崎市定教授は、驚いたというエピソードあり。
理系の人の歴史認識はこの程度なのです。理系だから、年号という数字しか興味がないのです。わかってないですよね。
さて、集英社から、学習マンガ「世界の歴史」が出ました。歴史が不得意な人は、まず、地図で、国名や地方を覚え、それは、どこで起こったのかを知る必要があります。
また、歴史は、他人に興味がない人には向いてません。どんな親から生まれ、どういう家庭環境でどんな育ちをした、どんな性格の人が、どういう環境、どういう人物から影響を受け、何をして、それがどうなったか、そして、それが現在にどういう影響を与えているか、なのです。
理系人は、目の前の問題を解くことしか興味がない人が多いようで、なかなかわかりあえません。
なお、このマンガ、写真をみてもわかるように、各巻の表紙は、それぞれ、現在の一流のマンガ家によるものです。たとえば、10巻表紙のナポレオン（フランス）はジョジョの荒木飛呂彦先生が、1巻のツタンカーメン（古代エジプト）は、キングダムの原泰久先生によるものです。
面白そうなので、大人買いのハコ買いして、紀伊国屋書店に配達してもらいました。1冊1000円、全巻まとめて1万8千円。
動画は公式サイトより
ジャンヌ・ダルク（15世紀のフランス女性）
全巻の表紙紹介
興味がある方は以下の集英社サイトに解説が書かれています。
大阪に令和6年/2024年 9月にできたばかりの荒木飛呂彦先生のジョジョモニュメント（行ってきました）
原泰久先生のキングダム
