ヨーロッパの化学は錬金術から発達し、日本の化学は日本酒の製造から発達した歴史があると言われています。
江戸時代、オランダから西洋化学が流入する前より、すでに化学の実験が日本酒の製造でおこなわれており、ワインやウィスキーなどと違う技術がベースになっていたようです。
酒の製造に関しては、日本は中国の影響は受けていません。というより、中国はあまりアルコールに関心がなく、日本のように酒にバリエーションがないことはご存じの通りです。
興味がある人はこちらの本を読んでみて下さい。
*日本の酒 岩波文庫
*日本酒の科学 講談社ブルーバックス
さて、在校生で、高校1年生も2年生も、できれば3月末までに、元素記号+周期表を暗記しておきましょう。早めに暗記しておけば、授業が楽になり、化学が得意科目になる可能性が上昇すると思います。
暗記方法は以下に書いてあります。
*水平りーべ僕の船 七まがりシップスクラーク「か」:この場合、「か」だと「か」がカリウムと混同しそうなので、カルシウムの意味で「牛乳」で私は暗記しました。語呂が悪ければ、混同しなければ、「か」でいいと思います。
本題です。産経新聞より
理研、119番以降の「新元素」実験開始へ ロシアと再び対決 ニホニウムに続く「連勝」狙う
*詳細1
日本初の新元素「ニホニウム」(原子番号113番)を発見した理化学研究所のチームが、次の新元素に挑む実験を近く開始する。狙うのは未知の119番と120番。ロシア側との国際競争に再び勝利できるか注目されそうだ。
*詳細2
「やる以上は勝つ」
海外勢の動きはどうか。最大のライバルである露米チームは97番のバークリウムを標的に、22番のチタンをぶつけて119番、23番のバナジウムを衝突させて120番を作る計画だ。実験の拠点は露ドブナ合同原子核研究所で、米国は標的物質を提供。2018年ごろに実験を開始するとみられる。
理研によると、日本とロシアは現時点で加速器の性能は互角だが、分離装置は日本が勝っているという。ただ、ロシアも新しい加速器や分離装置を建設中で、19年ごろに完成の予定。理研の加速器改修も同時期に完了するため、113番を再現するような激しい先陣争いが予想される。
新元素の発見は、107番から6連続で見つけたドイツも底力がある。119番以降の計画は未定だが、将来の参入は確実視されている。
理研の森本幸司チームリーダーは「この先10年ぐらい激烈な競争が続くだろうが、やる以上は勝つつもりだ。少しでも早く実験を開始したい」と意気込む。
*詳細3
元素は原子番号が大きいほど陽子と中性子が引きつけ合う力が弱くなる。このため172番までしか存在できないとされるが、謎は多い。