本日、鹿児島県鹿屋市で日本人所有のゼロ戦が飛行しました。
ゼロ戦22型
鹿児島県鹿屋市と長崎県大村市は海軍航空隊があったところです。
以前、1980年、大村市でもゼロ戦が飛行しました。ただ、このゼロ戦は日本人所有のものではありませんでした。少年の時、わたくしは、撮影に行きました。どこの新聞も放送局も無視していて、新聞にもTVにも出ませんでした。大村市内で「ゼロ戦来たる」という手書きのポスターで告知されただけだったと思います。写真は36枚撮影しました。その中の2枚です。
型式がわかりませんでしたが、専門の方によれば52型とのこと。
知られていませんが、iPhone6の筐体(きょうたい、つまり外側の金属)は超々(ちょうちょう)ジュラルミンという金属が採用されています。この超々ジュラルミンは、住友金属が開発し、世界で最初に採用されたのがゼロ戦のボディでした。
さて、ゼロ戦のゼロは、開発された年が、紀元2600年のゼロから名付けられました。つまり日本が建国して2600年、昭和15年、西暦で1940年。ゼロ戦の三年前(紀元2597年)に開発された機種は、九七式(九七艦上攻撃機)、ゼロ戦の翌年(紀元2601年)に開発されたものは一式(一式陸上攻撃機)と名前がついています。なお、戦時中はゼロ戦ではなく零(れい)戦と呼ばれていました。
紀元2600年に関して 国立公文書館
昭和15年(1940)11月10日、宮城前広場において内閣主催の「紀元二千六百年式典」が開催されました。画像は、「紀元二千六百年式典当日における万歳奉唱の時刻に関する件」です。 pic.twitter.com/FozlKKSGB5
— 国立公文書館 (@JPNatArchives) 2015, 11月 10
日本は神武天皇が即位して、国が始まりました。
ちなみに、今年は、平成28年で、西暦2016年、日本は建国して2676年ですから、紀元2676年となります。
なお、今年は神武天皇の御崩御(ほうぎょ)2600年となり、奈良県で大祭が開催されます。
大村航空隊には、ゼロ戦のエースパイロット坂井三郎(さかいさぶろう)氏が所属していた時代があります。