長崎市、諫早市では、まだ新幹線反対派の方が活動されているそうです。教員の方々にも、まだ反対だと言っている方々がいるそうです。長崎新幹線が開通するころには、東京ー名古屋間で時速500㎞でリニアモーターが開業します。
リニアモーターは、現在新幹線で約1時間半の東京〜名古屋が、40分になります。名古屋〜大阪は、新幹線では京都経由ですが、リニアーモーターでは、三重、奈良経由となります。
*画像出典:産経新聞関西版
*反対運動ばかりする視野の狭い長崎県・佐賀県。長崎、佐賀が発展しない理由、九州を出てわかりましたよ。
事実をとらえ、よく考えてみてください。公共交通機関が不便なところは衰退していき、便利なところはますます便利になり、住みやすくなり、発展します。にもかかわらず、教員や共産党の方々は、なぜ嫌がるのでしょうか。それは、自分の頭で考えていないからではないでしょうか。
では、なぜ、昔は長崎が栄えていたのでしょうか?
それは、輸送手段であり交通機関が船であった時に、戦国大名の大村純忠(おおむらすみただ)公によって、家来だった長崎甚左衛門(ながさきじんざえもん)の領地をすべて取り上げ、良港を開港したからです。長崎市の原型は大村純忠公によりできました。
*戦国時代の西九州(長崎はありません、大村領でしたから。諫早の西郷氏は豊臣秀吉にさからったので滅ぼされ佐賀領に。島原の有馬氏と武雄の後藤氏は大村氏と親戚でした)
*司馬遼太郎「街道を行く」より
それまでは、鎌倉時代〜室町時代〜戦国時代までは、博多(現在の福岡市)が、港町として栄えていました。時代が変わりし、江戸時代となり、博多の繁栄が、独占貿易港の長崎に奪われました。
ただ、長崎の繁栄も、時代とともに終わりました。
長崎市の没落が始まったのは、独占貿易港でなくなったことと、輸送手段が船から、列車、飛行機、そして自動車になったからです。ほかに、地理的に長崎市は、不便な場所に位置しているという理由があります。
現在、大量高速輸送手段は、新幹線、空港、そして高速道路です。新たに加わるのは、東京〜名古屋間で開通するリニアモーターですが、これは全国には伸びません。
さて、長崎市では、平成19(2007)年から、連続して人口が減少し、大村市が連続して、毎年人口増加している事実、知らないんでしょうか?
今後、長崎市はこれからますます衰退します。なぜなら、交通が不便だから。空港に遠いことと、長崎新幹線が遅れていて、今後も閉じ込められたような都市の状態が続くからです。
まず、長崎市の衰退が終わらないで、大村が上昇トレンドとなる理由を述べます。
1.実は大村市は、新幹線+空港+高速道路の3つが一体化する都市になります。この3要件を満たしている都市は、九州では、福岡市、北九州市、大村市の3都市だけです。
*大村市には、実は空港が2つあります。海上にある民間の長崎空港、陸地にある自衛隊の大村空港。
2.熊本市、鹿児島市は、市内から空港が遠すぎます(新幹線+高速道路の2要件は満たしている)。
3.宮崎市は、新幹線の建設計画がありません(空港+高速道路の2要件は満たしています)。
4.大分市は、空港が遠すぎます。新幹線の建設計画がありません(高速道路だけ1要件を満たしています)。
5.長崎市は、空港が遠く、新幹線の計画はあるものの、当面は諫早市止まり(高速道路だけ1要件は満たしています)。
従って、大村市は、福岡市、北九州市と同等の3要件を満たした利便性を備えた都市になります。大村市は、現在、比較的、地価が安く抑えられているようです(固定資産税が安くてすむ)が、新幹線開通にともない地価が上昇すると思われます。
ご存知ないかと思いますが、東海道新幹線は16両編成です。1編成1323席(普通車1123席・グリーン車200席)。
しかも、東京〜大阪では、朝6時から夜12時まで、3〜4分間隔で発着しています。つまり、一度に最大1323人(満席の場合)が、3〜4分間隔で移動しています。
東京の環状線である山手線が3分間隔であることを考えれば、新幹線の大量高速輸送ということがわかると思います。また、すぐに500キロ離れた大阪に行ける感覚です。
*山手線
次に、大規模な図書館が大村市に移転してくることです。
実は長崎大学(98万冊)より蔵書数が多く、長崎大学の2倍以上の蔵書数(202万冊)となる県立図書館+大村市立図書館が大村市に開設されます。
∴(ゆえに)県庁のある長崎市より交通が便利で、蔵書数が多い図書館により、知的な面でも大村市は長崎市より優れてゆくと思います。
今後、大村市は、予想より、かなり、便利で住みやすくいいところになると思います。
*長崎市がかかえる問題の一つ