写真:東京駅で撮影。大村市の姉妹都市・秋田県仙北(せんぼく)市角館(かくのだて)のJR駅ポスター
さて、以前、財界で活躍された大村の先輩が話されたことを書きます。ただ、正確に再現できていないかもしれません。
長崎市に長崎県庁があるかぎり、長崎県全体としては発展しない
理由は、長崎市は江戸時代に天領だったので、政治に関しては、お上にすべて丸投げ。つまり、長崎市の風土にも住民にも、政治的なセンスがゼロ。したがって、長崎市に長崎県庁があるかぎり、お上(現在は日本国政府)にタカるだけの県政しかできない。
とのお話でした。
実際、そうなっているように見えます。諫早は佐賀の植民地で、諫早も政治は佐賀に丸投げの風土。
大村は違います。立法、司法、行政、教育。殿様をトップにして、すべてを自分たちで考え政治をおこなっていました。だから、長崎市や諫早市とは、背負っている歴史がまったく違います。
大村高校の歴史を調べてわかりましたが、長崎県が権威を見せつけるためにおこなってきたことは、常にいやがらせでした。
長崎県は、権力はありますが、権威がありません。だから、権力をかさにきて、いやがらせをし続けてきたわけです。現在はどうなんでしょう。
長崎市の人たちは「天領」だったと、意味を理解せず、しばしば自慢げに語り始めますが、「政治に関しては、お上にすべて丸投げ」=天領の意味です。「政治」に関して265年間(1603年~1868年 江戸時代)思考停止して、すべて丸投げしてきた風土なのです。そうなってはいけないですよね。