台湾総統府の外見は、大村高校旧校舎(昭和8年/1933~昭和63年/1988)、あるいは、現行の京都大学に似ています。建築年代が近いからなのでしょうか。
台湾総統府
京都大学
また、台湾総統府内部にある中庭の構造は、東京駅前にあった立て替え前の丸ビル、新丸ビル、そして大村高校旧校舎に似ていました。現行のビルなら、東京駅そばにある丸の内の国際ビルが似ています(外見ではなく中庭の構造が)。
大村高校旧校舎の中庭です。
台湾総統府内は撮影禁止ですが、中庭の撮影だけは許可されていました。
中国語で総統というのは、President(プレジデント)の訳です。日本語では大統領という意味です。台湾は、日清戦争後の下関条約で日本領になりました。台湾総督府は、日本が設計し建築したものです。総督ではありませんが、台湾に関係する大村出身者としては、台湾軍司令官だった福田雅太郎先輩(台湾軍司令官の後、陸軍トップの陸軍大将。大村市田ノ平出身)。
また、前の戦争の時、大村の歩兵46連隊が、新竹市に駐屯し、台中・台南・高雄(カオシュン)を防衛していました。
さて、台湾総統府を見学する外国人は、日本人がほとんどです。しかし、申し込みは、わざと、中国語(繁体字)か英語でしなければならない仕組みにしてあります。台湾の国民党が日本にいやがらせしているのでしょうか。
中国語申し込みだと、和製漢字ははじかれるそうです。たとえば、和製漢字の代表としては「辻(つじ)」「笹(ささ)」「萩(はぎ)」「樫(かし)」などです。辻さん、笹本さん、萩本さん、そして樫尾(かしお)さんなどは申し込みができないそうです。
中国語 台湾総統府 見学予約ページ
情報を得ていたので、わたくしは英語で、台湾総統府見学の申し込みをしました。申し込んだ後、数日後、許可のメールが英語で届きました。
英語 台湾総統府 見学予約ページ
メールで申し込む場合、ヤフーメールやGメールは返事がこないそうです。台湾政府から返事メールがない場合、台湾総督府の見学が許可されません。
広島大学の卒業旅行メンバーが、見学の列に並んでいました。話してみたら、台湾政府からのメールの返事がないままだと言っていました、「ヤフーメールだからかな」みたいに言っていました。予想は当たり、広島大学グループは見学許可されず、泣く泣く帰っていきました。
入場時に必要なものは、パスポートと印刷した台湾政府からの返事メール。
日本人見学者は5グループ、60人くらいでした。英語で申し込んだのは、わたくしたち家族だけでした。入場時のチェックのときにわかりました。
ただ、台湾の国民党、いやがらせなのかな?この変な日本語の立て札。不正確な日本語で、読点もおかしい。総統府内部には、日本語通訳多数を擁(よう)しながら、変な日本語です。外国人の見学者は、ほとんどが日本人なのに、やる気がないんでしょうか?台湾の国民党。
日本が建てた台湾銀行が近くにありました。
ジャージが好きな中華民族。右端のジャージの男性は、警備員です。警備の方々がジャージ姿なので少し違和感あり。でも、日本国内の中国人犯罪者はジャージ姿が多いので、なんだか中華民族は通じています。
以前、台湾のタクシーは米国車ばかりでしたが、現在は日本車に切り替わっていました。黄色がタクシー車両です。
台湾首脳陣のクルマは米国車かドイツ車のように見えました。第二次大戦前から、国民党の軍事顧問団は米国とドイツでしたから、まだ続いているような気がしました。