ゆとり教育では、授業がなくなっていたようです。ゆとり教育以前の、つめこみ教育時代、小学3年で白地図を使って、日本全体の地図を書く授業がありました。
授業は、日本全体のほか、各地方別、つまり北海道、本州、四国、九州、佐渡島、対馬、淡路島、北方領土の国後(くなしり)島、そして択捉(えとろふ)島などを、白地図にしたがって、なぞって、日本の地図を完成させるものでした。
*ロシアが不法占拠を続ける日本の北方領土とは?
授業で日本の地図を書いてみて、白地図をなぞってみて、国内に、いくつかの不思議な場所があることがわかりました。小学3年ですから9才の時です。
不思議な場所の一つは、地理では砂嘴(さし)とよばれる北海道の野付(のつけ)エリアでした。
長い間、ずっと疑問の場所でした。この場所はどんな風景なのだろう?どんな植物があるのだろう?どんな空気なのだろう?などと。
行きたくても、なかなか行くチャンスがありませんでした。冬は行けない場所です。鉄道もありません。夏でも、クルマで時間がかかる場所でした。
生物学や農学の研究者なら訪問する人も多いでしょうが、地理的な興味で訪問する人は少ないと思われます。
訪問する機会がやってきたので、写真とともに紹介させていただきます。
訪問したのは夏です。夏ですが、霧が発生して、冷涼としていました。
これで、小学生の児童の時から、長い間かかえていた疑問が晴れたというわけです。
それから、ネイチャーセンターにはレストランがあり(夏だけ営業)、大漁ラ-メン、国後(くなしり)セットがおすすめです。
ネイチャーセンターのトドワラ往復コースに参加しました。九州では見ることができない野生のハマナス(バラ科)を見ることができます。
(上記)野付半島ネイチャーセンターガイドマップより
*以下は参考
ドローン空撮による野付半島
歌もありました:演歌「野付半島」