写真は先月(4月)、奈良へ行ったときのものです。修学旅行の生徒でにぎわう薬師寺です。
わたくしも、大村高校2年夏、修学旅行が京都・奈良でした。その時のことを思い出しました。
さて、薬師寺への修学旅行のこと。
現在、九州、関東方面から奈良へ修学旅行の学校、各学校ともに、午前中に、博多あるいは東京・新横浜を新幹線で出発。京都で下車し、奈良に昼に到着。それから、午後から奈良観光し、翌日から京都というパターンなのだそうです。
したがって、午後の奈良・薬師寺は、修学旅行で賑(にぎ)わっています。じっくり家族あるいは個人旅行で観光したいなら、午前中が良いそうです。
薬師寺 公式サイト
また、薬師寺では、写経が可能です。修学旅行で写経をしている学校は、国立・東京学芸大学附属と私立・慶応大学附属。公立は、教職員組合(宗教を否定している共産党信奉のサヨク教師)の先生方がいるせいか、写経をいやがるそうです。
薬師寺の写経について
でも、公立の先生は知らないんでしょうね。
薬師寺で写経するのは般若心経(はんにゃしんきょう)です。
この経文(きょうもん)は、特定の一宗派にとらわれず、各仏教宗派共通のお経です。また、神道でも唱えます。わたくしの大村の実家は本経寺を菩提寺としていて、日蓮宗で般若心経は唱えないと言われていますが、わたくしは般若心経(はんにゃしんきょう)は暗記しています。般若心経の経文は短く、数分で全文を唱えられます。
iPhoneには般若心経アプリがあります。
欧州ではキリスト教の聖書が共通の文化であり、また中東ではイスラム教のコーランが共通の文化であるように、日本では神道・仏教が国民の共通の文化なので、般若心経くらいは知っておく、あるいは写経して知っておく必要があるのではないでしょうか。高校生なら漢文の勉強にもなりますし、集中力を上げるトレーニングにもなります。
なにげなく上記の地図をご覧になるのも良いですが、通済渠(ツウサイキョ)、永済渠(エイサイキョ)というのは、人造の運河で、隋の煬帝(ヨウダイ)が、大規模な公共工事として完成させたものです。通済渠(ツウサイキョ)605年開通、永済渠(エイサイキョ)は608年開通。日本から派遣された、遣隋使の方々や遣唐使の方々も利用しています。付け加えると遣隋使も遣唐使も朝鮮半島には上陸していないし、立ち寄っていないことです。
また、般若心経は、遣隋使・遣唐使で留学した方々が、当時の先進国である隋(ずい)・唐(とう)から、命をかけて遠路はるばる持ち帰ってきたお経の一部なのです。貴重なお経を、持統天皇が697年に建立した、1300年以上前にできた世界遺産のお寺(薬師寺)で写経しておくと、その後の人生、役立つことがあるかもしれないので、長い目で見て、損はないと思います。