再版 2025年版(中央公論社)↑ 絶版になっていた旧刊 1990年版(光文社)↓

絶版になっていたのに、出版社が変わり(光文社→中央公論社)再版されたようです。
広島、駅ビルの本屋で、目にとまったので購入。
本の名:「海軍こぼれ話」
登場している大村の先輩名:「服部正也(はっとりまさや)」
経歴:旧制大村中学校(5年制)を4年で卒業
→旧制第一高等学校(現在の東京大学教養部)文科に1番で合格
→東大法学部
→日本銀行に就職
→第二次大戦が始まると志願して帝国海軍に入隊
→日本銀行
→ルワンダ中央銀行総裁(ルワンダ国の財政立て直しに成功)
→世界銀行副総裁(日本人初)
→大村高校100周年で講演
大村の先輩で、東京大学卒業後海軍を志願したのは、上記の服部先輩と、服部先輩の上で、のちの帝国海軍の戦闘機・紫電改(しでんかい)開発責任者だった竹松小学校出身の橋口先輩です。
著者の阿川弘之氏が広島出身で、広島にあった海軍兵学校(現在の防衛大学校・海上自衛隊に就職希望者向け)の出身。
著者は、東京大学文学部から海軍に志願。海軍に志願したのは、陸軍が嫌いだからという理由で、それを面接で話したというのが伝説になっている人物。

大村の服部先輩が登場するのは、「腐れ士官の捨てどころ」というエッセイ。

海軍の暗号解読部門に配属され、解読した敵の暗号により、日本の戦闘の勝利に貢献されたようです。

旧制中学の入試は、現在の高校入試とは違い、体力検査が入試科目にありました。懸垂(けんすい)とか、100メートル走、砂袋をもって走る持久走などです。勉強だけできても体力検査で落ちると、不合格でした。
体力検査で旧制中学の入試に不合格となり、1年浪人して体力を鍛え、合格し、あとでノーベル物理学賞をとったのが、江崎玲於奈(えざきれおな)博士です(大阪府・東大阪市出身)。
何を言いたいかというと、昔のエリートは勉強だけではなく体力もあったこと。
大村の服部先輩、勉強もできて体力もあり、部下だった阿川弘之(本の著者)を、鉄拳制裁(てっけんせいさい=つまり、言うことを聞かないとなぐっていた)とかで、こわい先輩だったとか書かれています。昔ですから。
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