勉強の癖がついていない人は、残りの期間がいくらあっても手遅れ。勉強の習慣がない人は、高校入学までに身につけること。
限られた期間に、自分なりのやり方で必要な情報を頭にインプット(input)して、きちんとアウトプットできる訓練が勉強です。このテクニックは、頭を使う職業につきたいひとは、高校までに身につけておく必要があります。
できなければどんな大人になるのか?
実は、必要な情報が期限内に身につけられない場合、「能力がない人だ」と、他の人から本人が判断されてしまうことが多くなるのです。
だから、高校までに身につけておくこと。技術者、職人、歯科医、そして医師のように、技術を磨いて高めるような仕事を除き、言われたことだけをやる仕事は、まだまだありますが、AI(人工知能)の発達や、外国人労働者が入ってくると、いわれたことをやるだけの仕事は、AIや外国人労働者に奪われることになるでしょう。
もう一度目標設定の方法などを書いておきます。
過去から現在まで、高校時代には、高1の時も高2の時も、それから高3でも、「現在の成績がこうだから、あなたはこの大学だ」という進路指導がおこなわれているのではないかと思います。生徒は、未成年の高校生だし、比較対照がなく、いいかどうかはわからないので、それが当たり前だと思っていることと思います。
大学を卒業して社会に出てから、わかるのですが、社会では「現在はこうだから、今後もこうだ」という目標設定はしないのが普通なのです。そこが学校とは違います。
- まず、先に高い目標を決める、
- 次ぎに、目標にあわせて、すべてを変える。
- そして目標達成に向かう。
「すべて」という意味はもう少し先の行に書きます。
運動系で、何かに挑戦している人はご存じでしょう。最初に目標を決め、それにあわせてトレーニングプロラムを毎日こなしてゆく。日々の生活を変えてゆく。
自分自身を変える(チェンジ)ことができない人は、大きな目標は、おそらく達成できないのです。
さらに、たとえばの話です、「フルマラソン(42.195キロ)を、6時間完走できなければ、大学入学資格が与えられない」と、なっているとします。そのためには、あなたはどうしますか?あなたは、高校入学と同時に、体調管理、毎日のトレーニング管理(最初は42キロなんて走れなくても、毎日少しづつ増やす方法)を考えるはずでしょう。
食事、睡眠時間の管理、筋力トレーニングなどもメニューに加え、最後まで走りきるための体力養成も考えるでしょう。
それから、疲れないシューズなどにも興味を示して、ランニングフォームの改善や、練習量の改善もし、毎日タイムをはかり、それまでのすべてを変えて、目標に向かうはずでしょう。
勉強も同じです。
勉強なら、今は成績が悪くても、270日後(4月に高3の場合)、600日後(4月に高2の場合)あるいは1000日後(4月に高1の場合)に「私は、こうなりたい、志望校に合格するにはこうしたい」、そのためには何をどれだけ覚えればいいのか、問題を解くにはどうすればいいのか、そのためには1日どれくらい机に向かえばいいのか、集中力をつけるにはどうすればいいのか。
また、忘れにくく、思い出しやすく、しかも効率がよい暗記方法はどうすればいいのかなど、勉強法の本などを購入して、目標達成のために、自分自身を変えてゆくことが必要になってくるのではないでしょうか?
だから、今は、これだけの勉強量で、こんな勉強法で、これくらいの成績だから、今のままでダメなら、今後どうするか、そしてどうやってゆくのか、それが必要なのです。学校の先生はそこまでやってはくれませんし、そこまでの勉強をしたことがない人が先生になっていますから。
ただ、いくら考えても、未成年のあなたには、たいしたアイディアなんてわいてきません。ゆとり教育が終わっているとはいえ、現在も漢字の習得が制限されているので、難しい本を読む能力が高校生にはないですし、情報を集め活用する力も身についていません。
本当は、目標達成に向けて、学習法を変え、生活態度も変えてゆかねばならないのです。やはり、成績は向上したほうがいいに決まっています。「学校でできないことは、やはり、予備校」ということが必要になるのではないでしょうか?
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