大阪の近鉄(きんてつ)、名古屋の名鉄(めいてつ)、JR東海、名古屋市営地下鉄、そして名古屋臨海高速鉄道では、町ウォークというような、ハイキングを実施していて、独自のイベント文化になっているそうです。大阪、名古屋に行く機会が増え、わかりました。
*各社のパンフレット(近鉄、名鉄、JR東海の駅においてありました)
なかなか訪問する機会がなく、詳しく調査するには時間がかかるため、オープンと同時に開催されるということが判明したので、ウォーキングに参加。公開されたばかりのキトラ古墳に行ってきました。
*国営飛鳥歴史公園パンフレットより
キトラ古墳は、高松塚古墳のそば。というか、飛鳥(あすか)時代から続く奈良県明日香(あすか)村は、現在も、いたるところに古墳や天皇陵があり、古代がまだ続いているような雰囲気がしました。
早朝の新幹線で京都へ、それから近鉄で。途中、日本の原点である橿原(かしはら)神宮で乗り換え。それから飛鳥駅。駅長おすすめのハイキングに参加。
当日は、近鉄ウォーキング以外も、いくつものウォーキングクラブの方たちが集まってにぎわっていました。年配の方々、大学生のグループ、学校の先生の方々と思われるグループ(服装や態度から)、小学生の親子チーム、カップルなど、村とは思えない賑(にぎ)わい。
さて、わたくしの高校時代、全国的に修学旅行が京都でした。京都はバスで観光するというものではなく、嵯峨野(さがの)をウォーキングでした。集合場所で地図を渡され、目的地に時間までに到着するというもので、その間、各自が歩いて観光するものでした。
現在、京都は外国人観光客や一般の観光客であふれ、なかなか。
奈良、飛鳥は狙い目だと思います。ウォーキングコースができています。
*近鉄が作成した地図です。9月11日に調査され、9月25日のウォーキングで使用したものです。
飛鳥は、「春過ぎて夏来にけらし白妙の、衣(ころも)ほすてふ、あめの香具山」の持統天皇陵や、蘇我馬子(そがのうまこ)の石舞台など、普通に、ウォーキングコースにありました。途中、ポイントごとに休憩できる茶店、それにトイレも完備していました。
飛鳥には、高松塚古墳のほか、オープンしたばかりのキトラ古墳に関しての国営の施設もあります。
日本が始まった橿原(かしはら)の地。飛鳥も含め、一度は、日本人として体験しておくべき場所だと思います。
わたくしの高校時代、「日本書紀、古事記は神話だから、デタラメだ」という話をする先生が、長崎県にいました。そうなってはいけないですよね。なぜなら、日本書紀、古事記に書かれている古代天皇陵(りょう=お墓)が、書かれている場所に、そのまま残っているからです。
欧州では、19世紀まで古代ギリシアのホメロスによるイリアス、オデッセイ(叙事詩)に書かれたことがウソだと言われていましたが、ドイツ人のシュリーマンが遺跡を発掘し、古代ギリシアのできごとが実証されました。
*アマゾンより:シュリーマンに関しての本(シュリーマンは幕末に日本を訪問しています)
日本の原点が、飛鳥(あすか)の地だと思います。日向(現、宮崎)の高千穂から、大和の地を目指し、国内を統一した地であり、それがそのままの形で残っていますから、一度は見ておくべきだと思いました。