*写真は旧型の80(はちまる)式魚雷
新型魚雷に関して
うまくいけば実戦に投入でき、中国の軍艦を撃沈できそうです。なぜなら、回避できないからです。
そういえば、帝国海軍時代、日本の魚雷実験場は、長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)郡・川棚町にありましたよね。
さて、我が国が開発中の新型魚雷、敵の囮(おとり、デコイ)を見破り、浅くても深くても確実に目標をとらえ、敵艦を撃破できる長射程の魚雷のようです。
防衛省 新規事業より(公開されています)
潜水艦用新魚雷の開発
現有の89式魚雷(G-RX5)に代わる潜水艦用新魚雷(G-RX6)を開発する。89式は開発から20年以上経過し、魚雷欺瞞(ぎまん)装置の高度化や、浅海域における海面残響等によるセンサー探知距離の低下への対応が困難となりつつある。これらに対応するとともに、各種艦船への効果的な攻撃を可能とする新型の長魚雷を開発する。
平成24年度から27年度前半まで試作を進め、並行して26年度後半から27年度末まで技術試験を実施。28年度から2年間の実用試験を経て、29年度末に開発を終了する。
動画による理解
動画は、現在の長魚雷です。
現代の潜水艦戦:米軍
近代海戦の経験がない中国
近代戦で、潜水艦戦、艦隊戦を経験した国は、日英米独です。空母対空母で戦った国は日米のみです。中国は、近代の艦隊戦は日清戦争が最後で、日本が勝ちました。
現況
さて、アメリカによって、現在は、日本の原子力潜水艦や原子力空母の開発が禁止されているので、当面は、敵が打ち落とせないミサイルや、敵が回避できない魚雷、爆雷を開発していくほかなさそうです。ステルス機の開発は禁止されていたのに、開発可能になり(三菱重工「心神」)、試験機がこの数ヶ月中には試験飛行しますし、今後は情勢がかわるので、変化してゆくと思われます。
三菱重工 心神