中国語で「誕生首位女総統」、日本語だと、「首位で女性大統領誕生」でしょうか。大統領、民進党の蔡英文氏が、大勝利です。中国寄りの国民党が敗北しました。
「素人政治」と書かれています。台湾のＴＶは国民党寄りか中国寄りなので、蔡英文・新大統領（新総統）を皮肉っているのでしょうか。
さて、中国人の発想だと、東夷 南蛮 北狄 西戎（とうい なんばん ほくてき せいじゅう）と、中国の周りはすべて敵だという考え方です。中国が、周辺のすべての国々とトラブルをおこしているのは、古代から、この発想だからでしょう。
台湾、中国寄りの国民党が敗北したので、中国が、何か行動をおこしそうですよね。台湾で初めて総選挙がおこなわれ、李登輝（りとうき、台湾初代大統領）氏が当選したとき、中国はわざと、台湾沖で、大演習をおこない、台湾を威嚇しました。
東南アジアと日本の中継地点が台湾なのです。明治時代から現在まで、台湾は日本にとって重要な地点です。ただ、注意すべき点もあります。
民進党は右派革新政党であり、保守政党ではありません。変な誤解は捨てるべきであり、勝手な幻想は持つべきではない。日本とのナショナリズムの対立は今よりも激しくなる。これを乗り越えるのが外交
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2016, 1月 17
蔡英文氏の尖閣発言 氏の立場なら当然の話だと思います。氏は台湾の民族政党の代表であり、台湾の国益を代表する立場です。勝手な日本人の思い込みによる 日本の為の台湾 は捨てるべきです。氏は日本人の為に政治はしない。
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2016, 1月 17
＊産経新聞より
台湾８年ぶり政権交代 女性初の総統に民進党の蔡英文氏 国民党・朱立倫氏が党主席辞任表明
【台北＝田中靖人、西見由章】台湾の総統選は１６日投開票され、野党、民主進歩党の蔡英文主席（５９）が、与党、中国国民党の朱立倫主席（５４）ら２候補を破り、勝利した。女性総統の誕生は史上初めて。就任式は５月２０日に行われ、総統選挙が直接投票制に移行した１９９６年以来、３度目の政権交代が実現する。
国民党の朱氏は同日午後７時（日本時間８時）、支持者の前に現れ、「皆さん、申し訳ない。国民党は敗れた」と敗北を認め、党主席の辞任を表明した。
民進党政権の誕生は、陳水扁政権（２０００～０８年）以来８年ぶり２度目。総統選では、国民党の馬英九政権が２期にわたり進めた中国との融和政策が焦点となった。蔡氏は台湾の「現状維持」を訴え、馬政権路線の継続を掲げる朱氏を終始引き離した。
民進党の歴史的勝利 国民党の壊滅的敗北 アジアのパワーバランスが変わった。しかし、歴史は継続であり、現在は将来に継続する歴史の一地点でしかないわけです。これからが大切なのですね。 #渡邉哲也の台湾選挙
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2016, 1月 16
