100年後なんて誰にもわからない

いまから89年前、昭和元年/1926年、ドイツで製作された映画です。

チェコのカレル・チャペックというSF作家に刺激され、ドイツで制作されたものです。チェコ語で、robitaが「~する」、robitが「やるべき仕事」とかで、ロボットという単語は、チェコ語からきているらしいです。日本語では、江戸時代のカラクリという訳が適正なんでしょうか。

チェコ

ところで、映画は、100年後の2026年の未来都市を描いたものです。当時の映画は音声がありませんから、無声映画です。

いまから89年前に、ドイツ人は、このようなイメージを、映画にしました。あと11年で2026年です。

映画 Metropolis(メトロポリス=大都会)予告編

そして、ドイツの映画から、60年後の昭和60年/1985年に、「未来世紀ブラジル」という映画が公開されました。

現在、未来世紀ブラジルのような未来にはなっていません。この映画は、イギリス英語です。かなり気取った、わざと強調されたようなイギリス英語です。

これで終わりではありません。

ドイツ映画メトロポリスから影響を受けた漫画家・手塚治虫は、メトロポリスというマンガを描き、アニメ映画が74年後(2001年/平成13年)に公開されました。

写真は、東京で公開された映画です(実際に見に行きましたが、あんまりいいアニメではなかったです)。

メトロポリス

予告編 動画

さて、いまから89年前、昭和元年/1926年、ドイツで映画が制作されました。あと11年で100年になります。100前に考えられた未来とは、かなり違う未来に、日本もドイツもなっているのではないでしょうか?

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