*画像:ノーベル財団より
ノーベル医学・生理学賞、東工大の 大隅良典(おおすみ よしのり)博士 。おめでとうございます。
*首相官邸ツイッターより
【Facebook更新】「東京工業大学の大隅良典先生のノーベル生理学・医学賞受賞を心からお祝い申し上げます。先生の研究成果はガンやパーキンソン病などの難病に苦しむ世界中の人に光を与えるものです。」総理メッセージの続きは⇒https://t.co/cqcGzEfUOb pic.twitter.com/PWkTVgUr0X
— 首相官邸 (@kantei) 2016年10月3日
経歴が、一般の公立小学校・中学校・福岡県立福岡高校から、東大。ノーベル賞受賞者の経歴を見ると、中高一貫とか超進学校ではなく普通の小中出身で、入試に失敗したとか、落第したとか、志望校に受験失敗したとかいう人のほうが…
物理学賞の江崎 玲於奈(えさき れおな)博士(元ソニー社員)は、高校受験に失敗して浪人されているし、
化学賞の田中さん(博士号なしで40才でノーベル賞を受賞、島津製作所社員)は大学時代に英語ができなくて留年、
医学・生理学賞の大村博士は山梨大学を出て、夜は東京都立の定時制工業高校教員をやりながら、昼間は東京理科大・大学院に通学、
物理学賞の梶田博士は京大に落ちて埼玉大学に進学した事情だし(当時、国立大学は2校受験できた)、
化学賞、青色発光ダイオードの中村博士は高校時代に成績がよくなくて徳島大学にしか進学できなかったコンプレックスがバネになっていたようだし、
人生いろいろ。
今回の大隅博士は、小中も普通の公立出身で、高校も福岡県私立トップの久留米大附設や公立トップの修猷館(しゅうゆうかん)ではなく、福岡高校出身であること。大隅博士は福岡県の高校卒業生初のノーベル賞受賞者です。つまり、修猷館からはノーベル賞は出ていません。
wikiより
1945年 – 福岡県福岡市馬出にて誕生。
1957年 – 福岡市立馬出小学校卒業。
1960年 – 福岡市立福岡中学校卒業。
1963年 – 福岡県立福岡高等学校卒業。
1967年 – 東京大学教養学部卒業。
1972年 – 東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得満期退学。
1974年 – ロックフェラー大学博士研究員。
1977年 – 東京大学理学部助手。
1986年 – 東京大学理学部講師。
1988年 – 東京大学教養学部助教授。
1996年 – 基礎生物学研究所教授。
2004年 – 総合研究大学院大学生命科学研究科教授。
2009年 – 基礎生物学研究所名誉教授。
2009年 – 総合研究大学院大学名誉教授。
2009年 – 東京工業大学統合研究院特任教授。
2014年 – 東京工業大学栄誉教授[12]
2015年 – 文化功労者選出。
2016年 – ノーベル生理学・医学賞受賞。
理科系で成績がよい人は医学部ではなく、工学部や理学部に進学したほうが社会に大きく貢献できると思います。医学部に進学しても、大半は町医者(まちいしゃ)として、小さな金もうけだけ考えながら過ごす人生で終わることになるようです。
配偶者(妻のほう)の親戚など、親子で医師で病院をやってましたが、バブルのときに不動産が医者よりもうかることを知り、今は病院をやめて会社経営。東京など大都市では、医者をやめて不動産会社をおこして当たっているところがいくつもあるようです。
有名な大手では、日神不動産(元の社名が日医神和と医師だったことが社名でした)。ほか、バブルで大当たりして富豪となりましたが、その後、倒産した桃源社(とうげんしゃ)も医師をやめた人が社長(当時、個人資産が1兆円)でした。
理科系でほんとうに頭がいいタイプの人は、理学や工学にすすんだほうが社会に貢献できると思います。町医者は仕事の内容が、職人仕事で、頭の良さではなく熟練的なものになるので。頭の良さを発揮できないまま人生を終わることになるようです。
*小池都知事のツイッターより
『ノーベル賞に大隅氏 細胞内の「リサイクル」解明』(日経)https://t.co/jEk6PrjJVG… → おめでとうございます。今日は、昨年の受賞者・大村智先生と名誉都民顕彰式でご一緒し、「次はどなたか」とお話していた数時間後の知らせだっただけに、うれしい。
— 小池百合子 (@ecoyuri) 2016年10月3日
産経新聞より
2016.10.3 18:39
大隅良典氏にノーベル医学・生理学賞 「オートファジー」の仕組みを解明
スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル医学・生理学賞を、飢餓状態に陥った細胞が自らのタンパク質を食べて栄養源にする自食作用「オートファジー」の仕組みを解明した東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)に授与すると発表した。生命活動に欠かせない基本的な現象を明らかにし、医学や生物学の進歩に大きく貢献した功績が評価された。日本のノーベル賞受賞は3年連続で計25人。医学・生理学賞は昨年の大村智氏に続き計4人となった。
オートファジーはギリシャ語の「オート」(自分)と「ファジー」(食べる)を組み合わせた造語。栄養がなくなった細胞内に、二重膜でタンパク質などを取り囲むオートファゴソームという小胞ができ、分解酵素が入った細胞小器官と融合してタンパク質をアミノ酸に分解し、栄養源として再利用する仕組みを指す。
この現象が存在することは1950年代から知られていたが、分子レベルでのメカニズムや生理学的な意義は謎だった。
大隅氏は昭和63(1988)年、酵母でタンパク質などが分解されていく様子を光学顕微鏡で観察することに世界で初めて成功。平成5年にはオートファジーに不可欠な14種類の遺伝子を特定し、働きを次々と解き明かした。
さて、ノーベル賞コンプレックスの韓国が大騒ぎするでしょうね。韓国人はプライドが高いのですが中身がカラというか、科学でノーベル賞がゼロですから。大隅氏で日本はノーベル賞25人となりました。日本人としての誇りです。
ノーベル財団
TV報道は、しばしばウソを伝えているというツィート(確かにそのとおり)