*写真はゴジラのテーマソングを作曲した伊福部 昭(いふくべ あきら)氏の著作「音楽入門」より
この本の最後の解説が、エヴァンゲリオンの音楽を担当した鷺巣詩郎(さぎすしろう)氏
目次より
序
はしがき
第一章 音楽はどのようにして生まれたか
第二章 音楽と連想
第三章 音楽の素材と表現
第四章 音楽は音楽以外の何ものも表現しない
第五章 音楽における条件反射
第六章 純粋音楽と効用音楽
第七章 音楽における形式
第八章 音楽観の歴史
第九章 現代音楽における諸潮流
第十章 現代生活と音楽
第十一章 音楽における民族性
あとがき
インタビュー(一九七五年)本能を震わす、メロディの秘密。ゴジラ音楽の原点を明かす!真の美しさを発見するためには、
教養と呼ばれるものを否定する位の心がまえが必要です――。
土俗的なアイヌ音楽に影響を受け、
日本に根ざす作品世界を独学で追求した作曲家、伊福部昭。
語りかけるように綴られた音楽芸術への招待は、
聴覚は最も原始的な感覚であり、本能を揺さぶるリズムにこそ
本質があるとする独自の音楽観に貫かれている。
「ゴジラ」など映画音楽の創作の裏側を語った貴重なインタビューも収録。
解説:鷺巣詩郎*鷺巣詩郎氏が手がけたエヴァンゲリオンの音楽
北大と九大を比較してみると、九州大学より北海道大学のほうが、日本の社会に貢献し名前が知られる人物を出しているように思います。
ゴジラのテーマソングを作曲した伊福部 昭(いふくべ あきら)氏は、東京芸術大学や音楽大学のご出身ではなく、北海道大学農学部出身です。そして伊福部昭氏が北大農学部在学中の北大総長は、大村高校の前身・五教館(ごこうかん)出身で、北大の前身・札幌農学校2期生(卒業生はわずか10名)の南鷹次郎(みなみたかじろう)先輩でした。
伊福部 昭(いふくべ あきら)氏は北大農学部卒業後、北海道の森林事務所に林務官として勤務しながら作曲を続け、いくつもの欧米の音楽コンクールで受賞。
その後、東京芸術大学教授、東京音楽大学学長になった異色の経歴の方です。正式な音楽教育はまったく受けずに独学で音楽の才能を磨いてきた方です。
その伊福部昭氏の音楽入門の冒頭に書かれていること:
キンドル版もあり、すぐにダウンロードして読むことができます。
長崎県のような世間の狭い世界に住んでいると、他人の顔色ばかりうかがい、権威にたよって、自分自身の考えを失いがちになりますから、そのような人間になりたくないとお考えの方、そして、興味がある方は、ご購読をおすすめいたします。
東京音楽大学において 吹奏楽のための「ゴジラ」
伊福部昭 交響ファンタジー「ゴジラVSキングギドラ」より
モスラ対ゴジラ
ゴジラ対キングギトラ