【在校生向け】これから脚光をあびる(かもしれない)工学部・原子力工学科

*出典:「かわりだねの科学者たち」仮説社

明治時代になるまで、日本には一人も物理学者がいませんでした。明治以降、日本の物理学を切り開いたのが、大村市久原二丁目で生まれ育った、大村高校の前身・五教館(ごこうかん)出身の長岡半太郎先輩です。

iOS国語辞典 大辞泉より

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大辞泉より

長岡半太郎先輩の弟子が、京都大学で第二次大戦中に核開発をした仁科(にしな)博士。その弟子が、ノーベル賞を受賞した湯川秀樹(ゆかわひでき)博士と、お父様が大村高校前身・旧制大村中学一期生だった朝永振一郎博士です。

【在校生向け】大村高校と日本の科学者100人100冊

*湯川秀樹博士のお父様である小川琢治(おがわたくじ)氏は、大村高校の前身である旧制大村中学校を訪問されました。

大村高校と湯川秀樹(日本人として初のノーベル賞受賞)

*朝永振一郎博士のお父様である朝永三十郎先輩は、旧制大村中学校の一期生でした。写真が残っています。
明治17年/1884年に久原で撮影されたもの。入学当時。
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さて、これから、脚光をあびる(かもしれない)工学部・原子力工学科の理由を書きます。

日本が核兵器を保有することは、米国が禁止しています。しかし、米国は大統領によって政策が根本から大きく変化します。次の米国大統領が共和党トランプ氏になった場合、米国はいままでの方針を転換し、日本が核兵器保有が可能になるかもしれません。

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米国が衰退して、日本の米軍の駐留経費が大きな負担になり、米軍が縮小された場合、日本は単独で、中国・ロシア・北朝鮮・韓国と向き合わなければなりません。通常兵器だけでは、抑止力にはなり得ないため、戦争をおこさせない抑止力のために、日本に核兵器が必要になってくるからです。

すでに、トランプ氏が3月26日に以下のような発言をしています。

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米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は26日、大統領選共和党指名争いで独走状態の実業家トランプ氏がインタビューで、日本と韓国の核保有を排除しない考えを示したと報じた。在日、在韓米軍の撤収や日米安保条約再検討の可能性にも言及した。

トランプ氏の党指名獲得は現実味を帯びつつある。本選を含めて勝ち進み大統領になった場合、今回の発言は第2次大戦や冷戦を経て築かれた日米関係や国際秩序が見直される事態も起こり得ることを示した。

未来がある在校生は、いままでの常識が覆(くつがえ)された場合、柔軟に対応してゆく必要があります。そのためにできることは、勉強も運動も両道不岐(りょうどうふき)でしっかりやるということです。

在校生で、核兵器を開発したい人は、工学部・原子力工学科関係を目指す必要があります。そのためには、数学・物理・化学・生物・英語に力をいれて勉強したほうがいいでしょう。

あと、理科系の知識しかない他の原子力工学専攻の人に差をつけるためには、文科系の知識を身につけておく必要があり、できれば、人類がいままでに開発した兵器の歴史も学んでおく必要があるので、世界史・日本史も力をいれておいたほうがいいでしょう。

つづく

【在校生向け】アメリカ大統領選挙と日本の核開発、そして工学部・原子力工学科

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