日本で鉄道が開業したのが明治5(1872)年です。最初は、東京の新橋から横浜の間でした。当時の横浜駅は、現在では桜木町(さくらぎちょう)という駅名になっています。
新橋、横浜の鉄道開業の歴史
さて、今まで、誰も広報してこなかったようなので、書かせていただきます。
大村高校と桜木町駅のつながりは五教館の同窓会です。当時の、大村高校東京同窓会の前身である五教館出身者の東京同窓会は、東京ではなく横浜で開催されていました。
新橋に集まり、新橋から当時の最先端である蒸気機関車に乗車し、終点の横浜(現在の桜木町)で下車しました。
*昔の横浜駅周辺、現在の桜木町駅周辺は「みなとみらい地区」と呼ばれています。
同窓会には、殿様であり、旧制大村中学を開校したハーバード大学卒の大村純雄(おおむらすみお)伯爵をはじめ、渡邊昇(わたなべのぼり、「のぼる」ではなく「のぼり」と発音)先輩、長与専齊(ながよせんさい)先輩を始め、名だたるメンバーが集まっていました。記録係が、ボアソナード(日本の法律の父。法学部卒の人ならみんな名前を知っています)から直接教えを受けた一瀬勇三郎(いちのせゆうざぶろう)先輩でした。
桜木町からは、殿様だけが馬で、あとは全員徒歩で、会場に向かいました。一瀬勇三郎(いちのせゆうざぶろう)先輩が細かい記録を残しているので、約150年後のわたくしたちにも、手に取るようにわかります。
一瀬勇三郎(いちのせゆうざぶろう)先輩が、明治大学の創立直後・明治14年9月から1年間にわたって、明治大学でフランス法の講義していました。
明治大学ホームページに出ている大村出身の一瀬勇三郎先輩
同窓会の会場は、現在も当時のまま残っており、現在も同窓会を開催できる場所です。昔の玖島城、現在の大村公園に似た場所です。さてどこでしょう。横浜市民なら、みんな知っている場所です。渡邊昇(わたなべのぼり)先輩など、玖島城に似た、横浜のとある場所が気に入り、近くに別荘まで建ててしまいました(現在、戦争で消失)。
横浜市には、環境が大村公園(玖島、久原一丁目)に似た場所があり、横須賀市には久原二丁目に似た場所があります。横須賀に、久原二丁目出身の長岡半太郎先輩が、別荘を建てています(現在記念館になっています)。
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大村高校と横浜市、無縁ではないようです。横須賀市と大村高校も、です。