ローマの五賢帝(ネルバ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニウスピウス、マルクス・アウレリウス・アントニウス)の二番目、トラヤヌス帝が鋳造させた金貨が偶然ハイキング中に発見されたようです。2000年前のもので、ほかに1枚のみ見つかっており、それはロンドンの大英博物館に収蔵。
金が長い年月に耐え(2000年間)、腐食しないことも証明されたように思います。
CNNより引用
エルサレム(CNN) イスラエル北部のガリラヤ地方でハイキングしていた女性が、草原に落ちていた2000年前の金貨を発見した。表面にはローマ皇帝の肖像画が刻まれており、ほかに1枚しか見つかっていない極めて希少な金貨だったことが分かった。
発見者は同国北部に住むローリー・ライモンさん。聖書の中でイエス・キリストが水の上を歩く奇跡を起こしたと記されている場所の近くをハイキング中に、光る物体を見付けて手に取った。
イスラエル考古学局の専門家が調べたところ、世界的にも珍しい金貨だったことが分かり、ライモンさんは同局に金貨を寄贈した。「手放すのは惜しかったけれど、近い将来、博物館に展示してもらえればと思う」と話す。
金貨に刻まれていたのは初代ローマ皇帝アウグストゥス(紀元前27~紀元14年)の肖像画だった。後のトラヤヌス帝が紀元107年に歴代の皇帝の肖像画を刻んだ在位記念金貨を発行した時のもので、死後にアウグストゥス帝が神格化されたことを示す「神アウグストゥス」の文字が入っていた。
ローマ帝国というと、遠い昔ですが、現在、ローマ帝国時代に書かれた本を、日本語で読むことができます。ガリア戦記(カエサル)、弁論について(キケロ)、そして五賢帝最後のマルクス・アウレリウスが書いた自省録などです。
ほかにローマ帝国時代に考え出された暗記方法も健在です。
ローマを歴史上初めて訪問した日本人は、大村から出発した天正の少年使節団です。
日本の法律は明治の初めにヨーロッパから導入されました。その原点はローマ法で、大村の先輩もかかわっています。
天正の少年使節団が訪問した建物は、当時からそのまま残っています。
すべての道がローマに続いている意味。