受信する電波をエネルギーにして動くという原理です。似たような考えとして、電気エネルギーを電波にして送電する研究は、京都大学でもなされています。
京都大学工学部電気電子工学科より
ワイヤレス送電に関して:京都大学工学部電気電子工学科
機動戦士ゼータガンダム TV版では、クワトロ・バジーナ大尉(シャア・アズナブル)が、地球の衛星軌道に浮かぶ、マイクロ波送信衛星を破壊したので、北米のアムロ・レイの家が停電する場面が登場します。
*動画で理解
ソース:TV版 ゼータガンダム6話「地球圏へ」
15分42秒より マイクロ波送電衛星が登場
19分10秒より マイクロ波送電衛星破壊により、地球上で停電する場面が登場
機動戦士Zガンダム 第06話「地球圏へ」 投稿者 marukuru0
三菱重工による電気を電波に変え送電する研究(元記事は消えていますが、産経新聞の報道です)
産経新聞 3月12日(木)18時27分配信
三菱重工業は12日、電気を無線で飛ばす技術の地上実証実験を行い、長距離の無線送電を実現したと発表した。
今回、地上で、10キロワットの電力を500メートル先までマイクロ波を使って無線で送電し、ロスはあるものの受電に成功した。
宇宙空間の衛星上の太陽光パネルで得た電力を無線で地球へ送る宇宙太陽光発電システムへの適用を視野に入れるが、
今回の技術は有線ケーブルの敷設しにくい洋上風力発電の送電などにも応用できるとみており、
同社ではこうした地上での送電活用について5年後をめどに実用化させたい考え。今回、送電側の装置には、電子レンジなどで電波を作り出すために用いる安価の発振器を採用するなど、
既存技術も活用するなどで低コスト化を図った。また、強力なマイクロ波は人体や環境に影響があるとされているが、
今回、マイクロ波を狙ったところにピンポイントで送れるよう制御できる「ビーム方向制御技術」を開発するなど、高精度化も実現した。今後は、装置の小型化やどういった場所でも使えるように信頼性を高めるなどの開発を進め、実用化を急ぐ。
宇宙太陽光発電の研究開発では、宇宙航空開発研究開発機構(JAXA)は今月8日、電気を無線で飛ばす実験を実施し、
約55メートル先への送電に成功するなど、徐々に実績が積み上がってきている。経済産業省も支援に乗り出しているが、
送電効率を高めるためには現状ではコストがかかりすぎるなど課題も多く、2040年〜50年代とされる実用化までには曲折がありそうだ。