空想だけの理想主義者たちは「核兵器廃絶」と声高にさけんでいます。しかし、現実のほうが、理想を凌駕(りょうが)する状況になっていく可能性が高まっています。
「風雲(ふううん)、急を告げる」という奴です。一部の教育者たちがおこなっている徹底的な洗脳教育である「核は悪い、日本は悪い」というものが、急速に陳腐化(ちんぷか)しそうです。
具体的には、次のアメリカ大統領が共和党のトランプ氏になった場合、そうなりそうです。つまり、日本は、核兵器を保有する国になるということです。
時事通信より
日本に自主防衛促す=「引き金引きたくない」―トランプ氏
米大統領選の共和党指名争いの首位を走るドナルド・トランプ氏(69)は29日、CNNテレビの番組で、日本は米国の軍事力に依拠するのではなく、核兵器の保有も含めて自衛隊の機能を強化し、自主防衛にかじを切ることが望ましいとの考えを示した。トランプ氏は、大統領に就任した場合に在日米軍を撤退させるかは日本が駐留経費の負担を大幅に増額するかどうかに懸かっていると改めて強調した。一方で「私たちは引き金を引きたくない。私はむしろ日本が北朝鮮に対する防衛力、攻撃力を持つところを見たい」と語った。
時事通信3月30日
日本が核兵器を開発する場合、日本に建設が不可能な核実験場は、インドが日本に実験場を提供したいという提案がなされたことが過去にあります。インドと日本は利害関係が(中国に対して国境紛争問題があり)一致している部分があります。
アメリカの大統領に共和党のトランプ氏が当選した場合、アメリカの世界戦略が大きく転換し、一挙に、日本は自主防衛、核兵器開発をしなければならなくなりそうです。
工学部・原子力工学科卒業生の需要が増してくるという仮説は、この点から導き出されると思います。