*写真は産経新聞より
さて、理科系の人が、就職先に一度は考えると言われている三菱重工。ロケット、戦車、ミサイル、民間用航空機、軍用機から軍艦まで、開発したい夢が実現できる企業でしょうね。そして、大村高校(旧制大村中学時代から含め)卒業生からは、三菱重工のトップを2名出しています。
大村と三菱のつながりは、幕末、渡邊昇(わたなべ のぼり)先輩が剣豪で、江戸・神田(現在の東京都千代田区神田)の神道無念流(しんとうむねんりゅう)の道場で、長州の桂小五郎に続き塾頭になったこと。三菱創始者・岩崎弥太郎とのつながりも、そこから始まっています。
もっとたどると、大村藩の剣術流派を、大村の殿様が神道無念流に変えたこと。この決定がなかったら、渡邊昇先輩は、道場が違っていたので、江戸で長州藩の方々と出会うことはありませんでした。それがなければ、大村と土佐の出会いもありませんでした。
さらに、高知県の名門、土佐高校の初代校長に、大村の三根円次郎先輩(旧制大村中学4回卒→第五高校→東大文学部哲学科)がなることもなかったことでしょう。
また、損害保険のトップ企業の東京海上(三菱グループ)、その社長に2人続けて大村の先輩が就任することになったのも、すべては、大村藩が神道無念流にしたことから始まったように思います(他の説をとなえる先輩もいらっしゃいます)。
ところで、ロケット打ち上げ成功、おめでとうございます。次世代のH3になれば、月着陸まで可能になるそうです。期待が膨らみます。
*知っておきたい液体燃料ロケットの歴史
ドイツのV2号は1分28秒より。ロケット技術を開発したドイツのフォン・ブラウン博士のことも紹介されています。ガンダム世界なら、月にフォン・ブラウン市という都市が将来、建設されることになっています。ご存じですよね?
H3ロケット説明会 by JAXA