個別的自衛権でがんばってきた国があります。欧州のルクセンブルク国です。
わが国と、ルクセンブルク国のグザヴィエ・ベッテル首相の首脳会談(首相官邸ホームページより引用)
しかし、個別的自衛権では国を守り切れませんでした。第一次大戦、第二次大戦と、二度もドイツに侵略され、国土が蹂躙(じゅうりん)されました。
現在、ルクセンブルグは、欧州の集団的自衛権であるNATO(北大西洋条約機構)に加入しています。集団的自衛権で、国を防衛しているのです。
*下の地図 ドイツ語なので、カナダがCanadaではなくKanada、オーストリアがエステルライヒÖsterreich、フランスがフランクライヒFrankreich、英国(グレートブリテン)がグロースブリタニアンGroßbritannienと表記してあります。
現在、個別的自衛権でがんばっている国は、欧州大陸ではスイスとオーストリアなどです。しかし、スイスもオーストリアも、武装国家で、国民皆兵の徴兵制です。
侵略される可能性がある場合、徴兵制を否定して、個別的自衛権は成立しないのです。徴兵制がイヤなら、集団的自衛権にする必要がでてきます。
欧州の兵役 PDF(良く読んで下さい。ドイツは徴兵制ではありません。代替役務(だいたいえきむ)に変更できます。イタリアは徴兵制を廃止。フランス、英国、ルクセンブルグも徴兵制を廃止しています。アイルランドは、英国が盾になっていて、侵略される可能性がありません。)
集団的自衛権もイヤダ、徴兵制もイヤダと言っているのが立憲民主党・共産党・社民党です。憲法9条を守ることを主張していますが、わが国を守る発想がまったくない3党です。憲法を守って国を守らない発想の3党です。
したがって、立憲民主党・共産党・社民党の考えと行動は間違っていると思います。
現在の世界にとっての脅威は、ロシアと中国なのです。そこで、欧州はNATOで、アメリカ、カナダ、欧州による集団的自衛権でロシアから侵略されないように対抗しています。
アジアでは、覇権(はけん)主義をとなえ侵略を開始した中国に対抗するため、アメリカ、日本、オーストラリア、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガポールによる集団的自衛権が必要なのです。
米軍基地の配置図を見ると、ちゃんと中国を封じ込める役目になっています。沖縄の米軍基地の重要性がわかると思います。