TV放送時、対象年齢が29才以上などと言われ、非常に難解でした。TV放送当時、家庭にビデオが普及していない時代(昭和60年/1985年の作品)で、放送時間にTVの前にいなければ視聴できませんでした。
*0087年 Z(ゼータ)ガンダム:2045年が宇宙世紀0001年です。
そして、長崎県では放送されませんでした。
また、主人公の性格が暗く、宇宙の場面が多く、子供受けがしなかったと言われています。
TV版は、50話あります。数年前、ブルーレイのメモリアルボックス版が出たので、私は購入してみました。現在、プレミアがついて値段が上昇しているようです。
*とりあえず、TV版第一話(公式版):昭和60年/1985年
2分5秒:なぜモビルスーツが手をつなぐのか?
→電波で通信すると敵に電波を傍受(ぼうじゅ)され通信内容を聞かれてしまうので、敵に聞かれないように接触回線で通信する。
*なぜ、電波で誘導するミサイルがガンダム世界では使用されないのか?現在、アメリカ軍は電波誘導(AIも含めた)が主流ではないか?
→ガンダム世界ではレーダーが無能力化されるミノフスキー粒子が戦闘前に散布されます。ミノフスキー粒子の濃度にもよりますが、レーダー、電波誘導のミサイル、電波誘導の無人兵器、通信などが妨害され正常に作動しなくなります。したがって、モビルスーツによる近接戦闘が主流になっているのです。
ミノフスキー粒子の解説
映画版は、平成17年/2005年に公開されました。映画版はTV版の暗さは吹き飛んでいますが、TV版を見ないと映画のつじつまが合わない部分があり、わかりにくい場面が登場します。
TV版を視聴しないと理解できない3点。映画版で省略されているのが次の3つ。
1.フォウ・ムラサメ少尉の件
2.ジャマイカン・ダニンガン少佐の件
3.ロザミア・バダム中尉の件
*映画版「星を継ぐ者」:強化人間(薬物投与で強制的に感覚を強化)ロザミア・バダム中尉、モビル・アーマーのギャプランで出撃し、地球連邦の輸送機ガルダ(連邦では「アウドムラ」と呼ぶ)に攻撃
*Zガンダム映画版 3「星の鼓動は愛」予告編
55秒:エマ・シーン中尉(カミーユの上官)の戦死の場面より
*下
21秒カミーユ、ライラ・ミラ・ライラ大尉のガリバルディを大気圏突入前に撃墜(バリュート装着で、大気圏突入前だとわかる)
1分14秒 アムロ・レイの有名な台詞(せりふ)『うしろにも目をつけるんだ!」
1分30秒フォウ・ムラサメ少尉「動くと撃つ、バーン」
アナハイム・エレクトロニクス社のCM
アナハイム・エレクトロニクス社が、モビルスーツを開発し、地球連邦軍とジオン軍に納品しています。アメリカならダグラスやロッキード社、日本なら三菱重工、フランスならダッソ-社のような感じ。アナハイム・エレクトロニクス社は架空の会社です。
Zガンダムは1985年に放送されたのです。当時は、パソコンも液晶ディスプレイも想像さえもできなかった時代です。工学部に進学する人は、アニメを観て損はないと思います。
TV版:チターンズのヤザンと連邦のカミーユの戦い
ヤザンは、脱出ポッドで生き残り、のちのZZ(ダブルゼータ)ガンダムにも登場する。
*ガンダム史によるZガンダムの歴史的な位置
宇宙世紀(U.C.=Universal Century)1年が西暦2045年の設定。
ジ・オリジン 1年戦争以前。ジオンが地球連邦から独立するまで
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ファーストガンダム(U.C.0079)TV版、映画版(I、II、 III)1年戦争
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第08MS小隊(U.C.0079)1年戦争での地上戦、東南アジアが舞台。コロニーから士官学校(防衛大学校)を出たばかりのシロー・アマダ少尉が地球に赴任するところから。
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ポケットの中の戦争(U.C.0080)1年戦争終結直前。ジオンの敗戦が濃厚となった世界
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スターダストメモリー(U.C.0083) 1年戦争終結後、ジオンの残党が決起
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Z(ゼータ)ガンダム(U.C.0087)
*0081年に作成された0079年12月31日 ア・バオア・クー要塞における一年戦争末期の記録
2分51秒 シャアが搭乗した「ジオング」(足がないモビルスーツ)の出撃
*0083年 スターダストメモリー
スターダスト・メモリーの時代まで、モビルスーツのコクピットが全面モニターになっていません。全面モニターになるのはZ(ゼータ)の時代からです。
士官学校(防衛大学校)を卒業したばかりで、宇宙空間での経験が初めてのコウ・ウラキ少尉の成長物語
*0079年 第08MS小隊 3次元との戦い 1年戦争当時の東南アジア
宇宙用のモビル・スーツを地球上の重力下で使える陸戦用に改造したもの。士官学校を卒業したてで、地球に降下したばかりのシロー・アマダ隊長(少尉)の成長物語
*08小隊に登場するアイナ・サハリン
08小隊のシロー・アマダ少尉は、1年戦争終結前に、敵の女性士官アイナ・サハリンと共に行方不明になります。その後の2人を、08小隊でアマダ少尉の部下だったミケルが捜索に出て発見するまでを描いた外伝(ラスト・リゾート)もあります。
0079年 1年戦争末期、東南アジア
08MS小隊に登場する小島(アマダの上官)大隊のジム・スナイパー