写真(上)は徳川家康の言葉。日光東照宮
日光から車で足を伸ばし、戦場ヶ原(せんじょうがはら)という場所へ。
昔、いくさがあった野原だと言われています。
ただ、人と人の戦いではなく、神様が戦った野原です。
普通ではないのが、この場所が標高1400メートルの高地であり、湿原になっていることです(ラムサール条約登録地)。
戦ったのは、赤城山(群馬)の神(ヘビ)と日光男体山の神(ムカデ)だと言われています。
その戦いの時に、弓で射られた赤城(あかぎ)山の神が、赤城山山麓に矢を突き刺すとたちまちお湯が沸いてきて、老神(おいがみ)温泉というのがはじまり、群馬側にあります。
お湯はいいのですが、交通の便が悪かったため、温泉地としては廃(すた)れてしまいました。昨年、近道になるトンネルが開通したため、今後はかわってきそうですが、現在は、閑散とした温泉地です。
老神温泉