幻の映画と言われている「落下の王国」。17年間も、日本では封印されていた映画でしたが、4Kリマスターで再上映が始まったので行ってきました。衣装デザインは日本人で、アカデミー賞衣装デザインを受賞した石岡瑛子という人です。登場人物すべての衣装が美しい。エンドロールで登場するただ一人の日本人です。

この映画は、世界遺産13ヶ所で撮影されています。CGが使用されていなくて、すべてが実写映像。映画冒頭で、アレキサンダー大王が登場します。なんとなく当時(アレキサンダー大王がマケドニアからアジアに遠征を始めた当時)の服装が想像できます。

↑世界の歴史マップ様より
そのアレキサンダー大王がギリシアのマケドニアからアジアに広めたヘレニズム。
ヘレニズムの影響を受けたソグディアナのソグド人が、仏教の鑑真(がんじん)と共に、唐から日本にやってきて、奈良・唐招提寺(とうしょうだいじ)を建てて、仏像を残しています。
唐招提寺(とうしょうだいじ)は、火災に遭わず、戦災にも遭わず、現在も、1300年以上前から創建当時のまま奈良に残っています。唐招提寺の柱は、アレキサンダー大王当時のエンタシスの技法で彫られています(ギリシアは石で、日本は木で)。
*唐招提寺に行ってきました。唐招提寺が創建された頃の大村と奈良はつながりがあります↓

お時間がありましたら、視聴をお勧めします。
4Kリマスター予告
17年前の予告
