欧米におけるロボットは、日本人が考えるロボットの概念とは違うと思います。
なぜなら、その理由はキリスト教です。キリスト教では、人間が1番エラい、人間以上のモノはない、という考えが根本にあるのです。19世紀初頭、産業革命期に、英国でラダイト運動が発生した原因も、この考えが根底にあったからでしょうか。
そこで、以下の動画をご覧下さい。
動画は、1921年(大正10年)~2014年(平成26年)まで、93年間の欧米におけるロボットの変遷をまとめたものです。日本からは1分45秒 ゴジラの対戦相手であるメカ・キングギドラが登場しています。
1920年代ドイツで製作されたロボット映画「メトロポリス」
上記、ロボット映画「メトロポリス」の白黒に着色したもの
手塚治虫によるアニメ版ロボット映画「メトロポリス」
上記の映画は2001年(平成13年)、首都圏で公開された。:写真は東京銀座にて
16秒より:オタキングによる日米ヒーローの違い
さて、欧米ではロボットとして考えられている、ゴジラのライバルであるメカ・キングギドラ。
でも、日本人的な考えでは、メカ・キングギドラは、ロボットではなく、怪物の概念だと思います。
つまり、キリスト教世界の考えでは、ロボットは、日本人的な「人間の友だち」という考えではなく、ロボットは「怪物」だと考えられているのでしょう。日本のロボット開発が、二足歩行で人型にこだわっている根本は、この部分にあると思います。
とりあえず、メカ・キングギドラはロボットの概念ではないと思います。
メカ・キングギドラ登場