フランスの強襲揚陸艦(きょうしゅう ようりくかん)ミストラルが4月29日、佐世保に入港。この時期、ただ遊びや親善だけでフランスから日本に派遣されたわけではないことは、皆様おわかりの通りです。
平和な時期、フランスは日本に強襲揚陸艦をわざわざ派遣したことはなかったのでは?戦争が朝鮮半島でおきた場合、フランスも多国籍軍として戦争に介入し、親分であるアメリカによる戦後の論功行賞(ろんこうこうしょう)で、分け前をもらうための算段があるからなのでしょうか。
*ケベック(カナダ)に入港したミストラル
中国・朝鮮半島をめぐることとして、19世紀に日英米仏独など9カ国の多国籍軍で、シナ(当時は清国)の「義和団の乱」を鎮圧した映画「北京の55日」というのがあります。
当時の多国籍軍9か国
左より:イギリス、アメリカ、ロシア、英国領インド植民地軍(ターバンを巻いているのでシーク教徒)、ドイツ、フランス、オーストリア=ハンガリー(当時、二重帝国)、イタリア、日本
「北京の55日」映画予告:この映画は中国国内で上映禁止にされています。*映画予告の冒頭 “forbidden city” とアナウンスされているのは「禁止された都市」ではなく、紫禁(しきん)城のことです。
さて、長崎新聞によれば、フランスの強襲揚陸艦ミストラルが「5月22日まで日本周辺海域やグアム、米自治領・北マリアナ諸島テニアンで」と書いてあります。つまり、5月22日までに戦争がおきるかも?しれないから、フランスはわざわざ軍艦を日本に派遣したことが読み取れます。
この、フランスの強襲揚陸艦・ミストラルを含め、日本海で大規模な、そして初の日英米仏四カ国で共同訓練(軍事演習)することが伝えられています。
つまり、次の戦争は、おそらく戦場が朝鮮半島で、その戦勝国になる可能性が高い多国籍軍四カ国の訓練(軍事演習)が、おこなわれるということが本当のことなのではないでしょうか?長崎新聞は隠していて、わかっているのに報道していないように見えます。
軍艦が消防訓練や海難救助訓練だけをするわけないのですが、そのことには決して触れないまやかしの長崎新聞です。
では、事実を隠したお花畑な報道をした、まやかしの長崎新聞と、事実を正確に報道したロイターを比べてみましょう。
「訓練」と書かれた字面(じづら)にだまされないように。英文ロイターでは「中国を対象とした軍事演習」と出ています。長崎新聞は、調べていないか、知っていても書かないのか。長崎新聞はフランス大使館に取材などしないで書いた記事でしょうか?
*長崎新聞より
朝鮮半島や中国とは関係ないんだよと、長崎新聞社は、朝鮮半島有事から目をそむけさせるように書かれた記事のように見えます。朝鮮半島のことは一切書かず、「グアム、米自治領・北マリアナ諸島テニアンで」と、わざわざ書いていますから。長崎新聞にだまされないようにしましょう。
仏ミストラルが佐世保入港
来月、自衛隊と米英仏4カ国で初めてとなる共同訓練への参加を前に、フランス海軍の強襲揚陸艦「ミストラル」(2万2300トン)が29日、佐世保に入港した。共同訓練は離島防衛の技量向上が目的。水陸両用作戦を念頭に、グアムで偵察用ボートを使った着上陸訓練などに取り組む。ミストラルは全長約200メートル、幅約32メートル。甲板ではヘリコプター6機が同時に発着でき、格納庫に上陸用舟艇も搭載している。
共同訓練には、来年3月に新編される「水陸機動団」の母体となる陸自西部方面普通科連隊など自衛隊から約220人が参加する。ミストラルは5月5日に陸自隊員らを乗せて佐世保を出港し、同22日まで日本周辺海域やグアム、米自治領・北マリアナ諸島テニアンで訓練する。
接岸した佐世保市干尽町の倉島岸壁では歓迎行事があり、地元関係者ら約110人が出席。スタニラス・ドゥ・シャルジェール艦長は「手を携えて訓練をし、相互の運用性を高めたい」と述べた。
仏海軍は、艦内にある格納庫や負傷者を治療できる医療設備などを報道陣に公開。同艦の機能性の高さをアピールした。30日は倉島岸壁で午後1時半から同4時半まで一般公開する。
*ロイターより:ロイターの記事を読むと、長崎新聞がウソ記事を流しているのでは?朝鮮半島や中国に目を向けないように、わざと目をそらさせる記事で長崎県民をだましているのでは?とだんだんわかってきます。
2017年 04月 29日 19:13 JST
仏軍艦艇が佐世保入港、日米英と共同訓練へ 北朝鮮などけん制[佐世保市 29日 ロイター] – フランス海軍の艦艇が29日、長崎県の海上自衛隊佐世保基地に入港した。このあと日本、英国、米国の部隊を乗せ、4カ国で共同訓練をしながら米領グアムへ向かう。南シナ海や朝鮮半島問題でアジア太平洋地域の緊張が高まる中、日米だけでなく、欧州諸国もこの地域に強い関心があることを示し、4カ国で中国や北朝鮮をけん制する狙いがある。
強襲揚陸艦「ミストラル」は2月末にフランスを出港。英軍の部隊約60人とヘリコプター2機が同乗し、ベトナムなどに寄港した後、29日朝に佐世保基地に到着した。折しも北朝鮮が弾道ミサイルを新たに発射し、東アジア情勢が緊迫化した数時間後の入港となった。
東京から駆け付けたダナ仏駐日大使は、ミストラルのブリッジで記者団に対し、「佐世保の寄港初日に北朝鮮がミサイルを発射するとは思っていなかった。成功にせよ、失敗にせよ、許せない行為に変わりはない」と語った。その上で、「法律の順守、平和、地域の安定を重視するこの4カ国が連携することで、北朝鮮に対処する姿勢を見せることになる」と述べた。
ミストラルは5月5日に佐世保を出港する。新たに日米の水陸両用部隊と、自衛隊のヘリコプター1機が乗り込む。海上自衛隊の輸送艦「くにさき」が途中まで同行し、日本周辺の海域で共同訓練を実施する。
さらにグアムに到着後、陸上に部隊を送り込む能力を持つミストラルを中心に、自衛隊の水陸両用部隊、米英の海兵隊、日英のヘリコプターが共同で上陸訓練を実施する。4カ国の共同訓練は初。総勢700人が参加する。
佐世保基地に上陸したドゥシャリジェール艦長は、同市の子供たちが出迎える中、「ともに手を携えて訓練を実施することで、相互の(部隊の)運用性を高めることを信じている」と語った。
訓練は表向き特定の対象国を念頭に置いたものではないが、4カ国とも、岩礁を埋め立てるなどする中国と、国連安保理決議を無視して核とミサイルを開発を進める北朝鮮を警戒している。自衛隊関係者は「航行の自由や、法の支配という理念を共有した国々が一緒に訓練をすることに意味がある」と言う。「船の訓練だけでなく、着上陸というのは中国への強いメッセージになる」と話す。
フランスはインド洋のレユニオン島や南大平洋のニューカレドニアなどを領有し、排他的経済水域(EEZ)の8割以上をアジア大平洋地域に持つ。ここ数年、艦隊をインド洋や太平洋に派遣するなど、アジア地域への関与を強めつつある。英国も昨年10月に日本へ初めて戦闘機を派遣し、同地域に関心を向けている。
日米はこのほか、北朝鮮への圧力を強めるため、米海軍の空母カール・ビンソンと海上自衛隊の護衛艦が4月23日から東シナ海で共同訓練を実施した。海自広報部によると、日米の艦隊は29日に対馬海峡を通過したところで訓練を終了した。4月上旬にシンガポールから朝鮮半島近海に向けて派遣されたカール・ビンソンは、日本海に入った。
*英文ロイター
東京でこの記事が書かれたのが3月17日朝8時(アメリカ東部時間なので、日本時間では3月18日)。この時点で、朝鮮半島で何かありそうだと知れ渡っていたのですね。
Fri Mar 17, 2017 | 8:46 AM EDT
French carrier to lead joint amphibious Pacific drill in show of force aimed at China: sources
By Tim Kelly and Nobuhiro Kubo | TOKYOIn a display of military power aimed at China, France will dispatch one of its powerful Mistral amphibious carriers to lead drills on and around Tinian island in the western Pacific, with Japanese and U.S. personnel and two troop-carrying helicopters sent by Britain, two sources told Reuters.
“Rather than just being a naval exercise, this amphibious exercise will send a clear message to China,” said one of the sources, who were not authorized to talk to the media and so asked not to be identified.
The exercise will take place in the second and third week of May, the other source said.
As China’s military strength grows with the addition of power-projecting aircraft carriers, Beijing is extending its influence beyond its coastal waters into the Pacific. The move worries Japan and the United States, but is also a concern for France which controls several Pacific island territories, including New Caledonia and French Polynesia.