H2Aロケットによる「みちびき3号機」打ち上げ成功の意味

*画像出典:産経新聞

動画で成功の様子をご覧下さい。

打ち上げに成功した人工衛星・みちびき3号が稼働するとどうなるのか?
→みちびき3号は、日本上空の静止軌道を飛ぶ。

つまり、GPSの性能が向上。現在、精度10m程度の誤差が精度6cmまで上昇。ゆえに、自動車の自動運転自律ロボットの歩行などが見込める(ロボットは正確な位置がわからないと、人間が設計した町の中を歩行できない)。

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ほか、位置情報以外、災害あるいは戦争時、全国の避難所と情報交換できるアンテナを搭載しているため、災害時の情報伝達にも役立つ(たとえば、災害あるいは戦争により地上の音声・ネット回線がつながらない場合、衛星経由で情報を送受信できることなど)。

産経新聞より

2017.8.19 15:08
準天頂衛星みちびき3号機、打ち上げ成功 地上の位置を高精度に測定へ

日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき3号機を載せたH2Aロケット35号機が19日午後2時29分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。

 みちびきは6月の2号機に続くもので、秋に4号機を打ち上げ、来年度から地上の位置を高精度に測定できる4基体制で本格運用を開始する。

 3号機はロケットの不具合などで打ち上げが2回延期されていた。

 他の3基が日本のほぼ真上(準天頂)に長時間とどまる特殊な軌道を飛行するのに対し、3号機は赤道上空の静止軌道を飛行する。衛星の場所を分散し、測定精度を高めるためだ。

 災害時に被災者の安否や避難所の状況を防災機関に伝える機能も装備。航空機が飛行位置を正確に把握するため、GPSの誤差を補正する信号も出す

 米国が開発したGPSは日本でもカーナビゲーションやスマートフォンなどで広く利用されているが、位置情報の誤差が10メートルと大きい。みちびき4基を併用すると誤差を最小6センチに抑えられる。

 高精度の位置情報は車の自動運転の実用化に大きな役割を果たすほか、農作業や物流などの効率化につながると期待されている。平成35年度には7基体制とし、GPSに依存しなくても誤差6センチを実現する。H2Aロケットは29回連続の成功となった。

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