【在校生向け】暗記方法を知らない人へ

*「のうだま」、「のうだま2」、「理系志望のための高校生活ガイド―理系をめざしたら何をすればいいのか?」のことを軽く書きます。

学校の先生は「おぼえろ」とよく言いますが、おぼえる方法と暗記方法は、決して教えてはくれません。

おぼえる方法と暗記方法を知り、実践すれば、成績があがると思います。

現実を書けば、おぼえていなければ、知識が増えません。知識が増えなければ、理解する力は醸成[じょうせい]されません(できあがりません)。理解するためには、おぼえて知識を増やさなければならないのです。

ゆとり教育のころ、学校の先生方は「理解すればいい、理解すればおぼえなくてもいい」と言っていましたけれど、理解するためには、最低限暗記しなければならないことを、知らなかったのだと思います。ゆとり教育を推進した先生方は、最低限の暗記があって、それをベースに理解が始まることを知らなかったんでしょう。

のうだま2

さて、文科系も理科系も、受験までに大量のことを覚えなければならないのです。

暗記、記憶に関しての理屈(りくつ)は、記憶の専門家(東大准教授、出身高校はサッカー選手を輩出することで有名な静岡県立藤枝東高→東大理Ⅱ)がのうだまのうだま2で解説しているので、一度目を通しておくといいと思います。キンドル版もあります。わたしはキンドル版を二冊とも購入して目を通しました。書籍名:「のうだま」、「のうだま2」

のうだま キンドル版より

のうだま
キンドル版より

2冊ともに、紙の本ではなく、キンドル(電子書籍)なので、スマートフォン、iPhone、iPod-touchやiPadで、いつでもどこでも、時間があるときに読める。

また、理科系進学希望者は、早めにこの本を読んでおいたほうがいいでしょう。キンドル版です。

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抹茶

さて、大量暗記のやりかた。日本のものと、紙がなかったローマ帝国時代から、現在まで使用されているものがあります。

日本のやりかたを紹介しておきます。落語です。

落語家は、大量の落語を暗記しておかねばならないのです。実は、落語は文字に書かれておらず、耳で聞いたものを繰り返して覚えることで伝承されてきました。

江戸時代以前から、日本の話芸(わげい)とよばれる落語などの古典芸能は、耳で聞いて繰り返して暗記する方法がとられ、1000年以上も話芸は続いています。

ほかに、たとえば。平家物語。

ご存じのように、「耳なし芳一」などでわかるように、盲目の琵琶(びわ=楽器)法師が、耳で聞いて、繰り返し口でとなえ、琵琶をひいて、記憶して伝えられたものです。

ヨーロッパでは吟遊詩人が、同様のやり方で、古典のホメロス(2000年以上前のギリシア時代の詩人)の作品であるイリアス、オデッセイを1000年以上伝えています。

また、紙がなかった時代、日本の日本書紀や古事記の神話、ギリシア神話もそうで、耳で聞いて、声に出して繰り返し、暗記して伝えられ、現代に残っています。

落語家の落語の暗記は、古代の暗記方法を、現代に焼き直し、そのまま伝えているようです。

大量に覚えるヒント(再掲)

その1

その2

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